230321212 ガ・ジャルグ・獣刻・イーリス 雨上がりの虹

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【ガ・ジャルグ】 さあ！今よ！ 至極の波に乗るチャンスは！！

マスターに サーフィンの技術を 教えるガ・ジャルグ

だが…

『どぼ～～～ん！』

上手くボードに立てず、 海に落ちるマスター

【ガ・ジャルグ】 もう！どうして出来ないの！？

【ガ・ジャルグ】 ほら、もっと肩の力を抜いて！

体にガチガチに力が入り、 まったく上達しないマスターに イライラするガ・ジャルグ

【ガ・ジャルグ】 ちょっと、なに？ その顔は

彼女は、失敗しても 笑顔のマスターに尋ねる

【ガ・ジャルグ】 どうして、そんなに ヘラヘラしていられるの？ 自分に負けて悔しくはないの？

…が、マスターは答える 悔しい？僕はただただ 楽しいけど…と

【ガ・ジャルグ】 ………

マスターの その言葉を聞いた彼女は…

【ガ・ジャルグ】 …残念ね

【ガ・ジャルグ】 上を目指そうとしない 人間は弱者よ

【ガ・ジャルグ】 わたしはイヤ

【ガ・ジャルグ】 勝利を重ねて、上に行くことが… つまり『至高』でいることが

【ガ・ジャルグ】 人生において、 最も重要なことだと 思ってるわ

そんな彼女に対し、 マスターは尋ねる それって…楽しいの？

【ガ・ジャルグ】 ………え？

上を目指すのは素晴らしいけど、 そればかりだと 息が詰まらないかなって…と

【ガ・ジャルグ】 ………

一瞬、考える彼女

【ガ・ジャルグ】 わたしは――

何かを言い掛けた時、

【ガ・ジャルグ】 …！

ビーチに異族の大群が現れた

【ガ・ジャルグ】 ふん… 七色の輝き… とくと味わうがいいわ！

武器を構えるガ・ジャルグ

【ガ・ジャルグ】 マスター、さっきの答えだけど

【ガ・ジャルグ】 わたしは、息は詰まらない

【ガ・ジャルグ】 一番じゃなきゃ 気が済まないの！ サーフィンでも…戦闘でもね！

そう叫び、槍を片手に、 敵陣に突っ込んで行くのだった

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