231000010 ロストラグナロク編サイド 常設リサナウトクエストまとめ アンノウン・イベント アンノウン・イベント 1 - 隠された爪のありか 隠された爪のありか 隠された爪のありか
【リサナウト】 大きな世界の流れは すでに私にも把握しきれない
【リサナウト】 それだけ、当主様の存在が、 事象に影響を与えている
【リサナウト】 …そうね そろそろいいのかも しれないわ
【リサナウト】 妹達に、会いに 行くとしましょう―
【リサナウト】 能ある鷹は爪を隠す、 という言葉があるわ
いつからマスターの隊にいたのかも わからない斬ル姫 リサナウト・針枷・クロノス
彼女はある日、たまたま一人でいた マスターにそう切り出した
【リサナウト】 当主様? もしかして、わからなかった? それはマイナス5ポイントね
【リサナウト】 仕方ないから、私がしぇつめい…
【リサナウト】 ……い、言っておくけど、 噛んだのはわざとよ
ふいっ、と顔を背けた彼女は しばらく深呼吸を続けると、 再びマスターに顔を向けた
【リサナウト】 ただ、ここでむやみに 確定事象を増やしてしまうのは 避けたいわ
【リサナウト】 そうね… かつて囚われの身だった私は… いろいろやって自由の身になった
どんなことを? とマスターが尋ねると、 彼女はげんなりと首を振った
【リサナウト】 …今思い出しても大変だったわ 村を一つ作り上げ、 国を操作し…
【リサナウト】 あの子達をとにかく煽って… あ…今のは忘れて とにかく、大変だったのよ
【リサナウト】 そうして自由を手に入れた でもね、やっぱりそれだけでは 足りなかったわ
【リサナウト】 自由になったとはいっても、 私には枷があった
【リサナウト】 その枷を外すため、 私は自分の武器を 手放したの
そう言いながら、 リサナウトはそっと自分の持つ 武具を手放した
あ、とマスターが声を 上げる間もなく、斧が倒れ、 リサナウトの脛を叩いた
【リサナウト】 うぐっ…!
大丈夫? と 手を差し出すマスター
【リサナウト】 ふふっ、今のは 痛みで倒れたわけではないわ ただ、空が見たかっただけよっ!
ここは三国から少し離れた森の中 見上げたところで、生い茂る木々で 空なんて見えないけれど…
【リサナウト】 ん、ん… それより、力を貸してくれる?
【リサナウト】 これは未確定事象だから 明言はできないけれど…
【リサナウト】 かつて手放した力が 再び必要になっているわ
【リサナウト】 私一人だけ行っても意味はないの それだと確定事象の一つに 過ぎない
【リサナウト】 当主様、あなたと共にあることが、 確定事象を未確定に変える― いえ、その確定を打ち破れる
彼女の目はまっすぐマスターを見て 離れない
わかった、自分でよければ― そう言うと、リサナウトは 笑みを浮かべる
【リサナウト】 そう…これでようやく準備が 整ったわ 行きましょう
【リサナウト】 新たな未来を手にするために―
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