231040021 限定クエスト イースターイベント 伝説のイースターエッグ 伝説のイースターエッグ ストーリークエスト 3 - 第2話「Chasing rabbits!」 Chasing rabbits! Chasing rabbits! 戦闘前
トレイセーマ兵と戦闘を終えた途端、 戦闘モードのキリッとした表情のまま ヴァナルガンドはシユウに詰め寄る
【ヴァナルガンド】 シユウ、勝手な行動は許しません! マスターの指示に従いなさい!
【シユウ】 ぐっ…シユウにめいれいするな! マスターは、シユウに おこったりしないぞ!
【ヴァナルガンド】 マスター、それはいけません! 隊の主たるマスターが 毅然とした態度を見せなければ…
【シユウ】 うがあああぁぁ! おせっきょうするなら、 またとびだしてやる!
マスターは、ヴァナルガンドにも シユウにも、まぁまぁ落ち着いて と、声をかける
とにかく、兵士の見張りが厳しいので 目立った行動はさけて、慎重に動こう と、いうと…
【シユウ】 そんなの、めんどうだ! シユウのすきなようにやらせろ!
またしても、 自分勝手なシユウの発言に、 ヴァナルガンドは反論する
【ヴァナルガンド】 さっきの戦闘もそうですが、 あなたは自分本位な行動が目立ちます もっと協調性を持ってください
【シユウ】 …おまえ、さっきからうるさいぞ! めいれいするな、といっているだろ! シユウのいうことをきけないなら…
シユウはそういって武器を構え、 ヴァナルガンドに脅しをかける
【ヴァナルガンド】 私も、ここは譲れません やるというなら相手になります!
ヴァナルガンドもひるむことなく、 武器を取り、二人はにらみ合う
一触即発のこの場面に、 大きな白ウサギが一羽、 どこからか飛び出してきた
【シユウ】 おおっ! マスター、ウサギだぞ! つかまえろー!
今までの怒りはどこへいったのか シユウはウサギを見ると、 子どものように目を輝かせる
そんな陽気なシユウの様子を見て 緊張が解けたのか、武器を収め 小さく溜息をつくヴァナルガンド
先ほどの殺気も陰を潜め、 その表情は、普段の 穏やかなものに戻っていた
【ヴァナルガンド】 まったく…カルマキラーズなどと 恐れられていても、 まだまだ子ども、みたいですね~
そんなヴァナルガンドをよそに、 シユウは白ウサギを見てはしゃぎ、 捕まえようと飛びかかる
【シユウ】 いくぞ! それっ!
しかし、するりと逃げられてしまい、 シユウは地面に土煙をあげて滑り込む
【ヴァナルガンド】 ああっ、転んでしまいましたね~ ほら、立てますか?怪我は? あらあら、こんなに汚して~
ヴァナルガンドはシユウに駆け寄ると 抱き起こして土をはたきながら、 かいがいしく世話を焼く
【シユウ】 へへっ、だいじょうぶだ! ありがとな!
【シユウ】 あ! ウサギ、あっちにいったぞ!
森の奥に跳ねていく白ウサギを 追いかけて、シユウがまた走り出す
【ヴァナルガンド】 あ、待ってください~ そんなに走ると、また転びますよ~
そのシユウを、ヴァナルガンドが 追いかけていくので、マスターも あわてて二人を追いかけた
白ウサギに導かれ、気がつくと 三人は森のかなり奥まできていた
樹々がうっそうと生い繁り、 昼なのに夜のように暗い
【ヴァナルガンド】 知らない国の森の奥で、 迷子になってしまいましたね これは困りました~
ヴァナルガンドもマスターも、 土地勘のない場所で迷ったことに 不安を感じていた
【シユウ】 あはははっ! まてまてー! よーし、こんどこそつかまえるぞ!
シユウはそんな二人の気も知らず、 楽しく白ウサギを追いかけている
【シユウ】 いくぞ、うがあああぁぁ!
【シユウ】 …え、ええっ!
白ウサギを追って茂みに飛び込んだ シユウが、驚きの声をあげる
【ヴァナルガンド】 シユウ、どうしました? 大丈夫ですか~?
マスターとヴァナルガンドも 茂みに顔を突っ込み、シユウと 同じように驚きの声をあげた
茂みの向こうは、 イースターの飾り付けをした パーティー会場だったのだ
マスターとヴァナルガンドが あっけにとられている間に、シユウは テーブルのお菓子を頬張っている
【???】 おい、そこでなにをしている?
後ろから声をかけられ、マスターが あわてて茂みから顔を出すと、 そこにはトレイセーマ兵が並んでいた
【シユウ】 なんだ? また、あいつらか!? しつこいやつらだな!
【シユウ】 かかってこい! ぜんいんまとめて、やっつけてやる!
Next: 231040031