231051141 限定クエスト ダンジョンのない世界で出会った冒険者 ダンジョンのない世界で出会った冒険者 ストーリークエスト ダンジョンのない世界で出会った冒険者 後編 5 - ダンジョンのない世界で出会った冒険者 4話 ダンジョンのない世界で出会った冒険者 4話 ダンジョンのない世界で出会った冒険者 4話 戦闘前
異なる世界から訪れた ヘスティア達とともに野営地で 今後について話し合うマスター達
【ヘスティア】
結局ボク達は元の世界に
帰れず仕舞い…それどころか
ベル君のナイフも見つからないまま…
【アルマス】 気が滅入ることばかり 言っていても仕方ないじゃない
【ティターニア】 現状を確認することも大事ですよ アルマスは結果を急ぎ過ぎです そんなだから…
【アルマス】 あーもうまたティニの お小言が始まった
【ベル】 それもこれも僕が 神様からもらった大事なナイフを なくしてしまったのが悪いんです…
【リュー】
まぁ、気が滅入ることばかり言うのは
確かによくありませんし…
【リュー】
現状を確認するのが大事…
どちらの意見も正しいかと思います
【ティターニア】 それに、こちらの世界に来た きっかけがナイフだと 決まったわけではありませんし
【ヘスティア】
ま、そんなこんなで
差し当たっての手掛かりは
あの兵士が言っていたことだね
【アルマス】 トレイセーマが捕え 解析を進めてるっていう幻獣人？
【リュー】
そして、巨人という単語…
巨人と謎の幻獣人、そのどちらも 心当たりがある様子だったね と確認を取るマスター
【アイズ】
巨人…それが私達の
想像通りだったとしたら、大変
【ベル】 ミノタウロスがいた以上 ないとは言い切れませんね
【アルマス】 大変なことになるっていうなら もう騒ぎになってそうじゃない？
【アルマス】 巨人ってくらいなんだから 隠れるにも限度ありそうだし
【リュー】
あの兵士が知らなかっただけで
もう捕らえることに成功
しているのかもしれませんね
【ヘスティア】
そうなると余計に厄介だなぁ…
【アイズ】
あの力が制御できるとは
【ベル】 可能性があるなら 調べない訳にはいきません…けど
【アルマス】 けど？ ほかにも問題があるの？
【ベル】 いえ、その、僕はこの世界で 上手く戦えないので…
【アルマス】 なんだ まだそんなこと気にしてたの？
【アルマス】 私達がいるんだから 絶・大舟に乗ったつもりでいなさいよ
【ヘスティア】
そうだぞ、ベル君
キミはなんでもかんでも
自分だけで背負い過ぎだ
【アイズ】
もっと周りを頼っていい
【ヘスティア】
ちょ、ヴァレンなにがし君！
ボクのセリフを取るんじゃない！
【リュー】
話は決まったようですね
【アルマス】 ミノタウロスとかいうヤツの こともあったからトレイセーマの 警備は厳重になってるかもしれない…
【アルマス】 気を引き締めて行くわよ！
アルマスの言葉に各々が応える マスター達は再びトレイセーマへ…
アルマスの予想通り 警備は厳重なものとなっていたが なんとか潜入に成功したマスター達
【アイズ】
耳…
【アルマス】 潜入のために着けてたやつ？ なんでちょっと名残惜しそうなのよ
【アイズ】
別に…そういう訳じゃないけど
【ベル】 （獣人みたいに 耳を着けたアイズさん…）
【ヘスティア】
ちょっとベル君？
何を考えてるのかな？
【ベル】 わわっ、なんでもありません神様！
【リュー】
皆さん、そんなことより
この街の住人の噂話聞こえましたか？
リューの言う噂話 それは幻獣人達が自分らとは違う 雰囲気を持った幻獣人がいるという噂
【ヘスティア】
うーん、それがルナール…
狐の獣人だった場合
【ベル】 僕達の仲間かもしれません あ、あの、巨人探しも大事ですけど…
【アルマス】 仲間かどうかの確認したいんでしょ？ いいじゃない、そっちも何かの 手掛かりになるかもしれないんだし
【アルマス】 なにより、捕まってるっていうなら 誰だろうと助けてあげないとね
【ベル】 アルマスさん！ ありがとうございます！
【アルマス】 い、いちいち礼なんかいらないって
【ティターニア】 そういう時は恥ずかしがらずに ちゃんとお礼を受け取るものですよ
【アルマス】 はっ、恥ずかしがってなんか！
【ティターニア】 もう、素直じゃないんですから
【リュー】
兵士達に連れられて歩いていた
という目撃情報があったエリアは
大体目星がつきそうですね
聞き耳を立て、情報を整理していた リューの話に従い、移動を開始する
【ヘスティア】
ずいぶん人里離れたとこに来たね
…けど、こんな辺ぴなところなのに
あちこちに兵士がうろうろしてる
【リュー】
恐らくここで正解、ということですね
【アルマス】 でも、なんで、 わざわざこんなところに 捕まえた人を連れてきたのかしら？
【アイズ】
巨人を呼び寄せる
囮にされてるのかもしれない
【アルマス】 ほぼ同時期に現れた未知の存在… 関係性があるのかもって考えた訳ね
【ベル】 このまま兵士達が多くいるところに 行けば目的地に辿り着ける…おわっ！
【ヘスティア】
ベル君！？
突然、何者かのタックルで 転んでしまうベル 突然のことに剣を握るアルマス達
【？？？】 ベル様ぁ～～～！ 会いたかったですぅ！
【ベル】 いてて…って、リリ！？
【？？？】 はいっ、リリですよベル様！
【アルマス】 えっ、何、知り合い？
【リュー】
彼女は…そうです
クラネルさん達のお仲間の…
【リリルカ】
リリルカ・アーデと申します！
ベル様のサポーターです！
…それで、この方達は？
ベル達の仲間だというリリルカに 自己紹介と経緯を説明するマスター
【リリルカ】
なるほど～それで皆さんも
ここへいらしたんですね
リリももしかして…と思ったんです！
【ヘスティア】
そんなことよりなんでずっと
ベル君に抱きついたままなんだい？
さっさと離れたらどうだい
【リリルカ】
ああ、ヘスティア様
これはお気になさらずに
リリとベル様は感動の再会中ですから
【ヘスティア】
もう十分だろぉ～！
ベル君も困ってるんだから
さっさと離れる！
【ベル】 は、はは… これじゃ話が進まないから、 ね、リリ
【リリルカ】
むぅ、ベル様がそう言うなら
仕方がありませんね…
【アルマス】 で、もしかしてと思ったって あなたも幻獣人の噂を聞いたの？
【リリルカ】
はい…変装して
この国に潜んでいたら
【リリルカ】
ベル様達の情報は何も
得られないままだったのですが
捕らえられた獣人の話を聞いたんです
【リリルカ】
もしかしたらベル様も
このことを聞いて現れるかもしれない
と思って…
【アルマス】 それで今に至るって訳ね 合流できてよかったわね
【リリルカ】
ベル様に会えなくても
噂の獣人…春姫さんかもしれない
その人に会えればと思ったんですが…
【アイズ】
…この警備をひとりで
抜けるのはあなたじゃ難しい
【リリルカ】
そうなんです…
あ、でも、
警備が手薄なところはわかりました
【リリルカ】
まったく
兵士がいないって訳じゃ
ないんですけど…
【リュー】
戦力が増えた今なら
無謀な突入にはならないでしょう
【リリルカ】
はい！
何と言ってもベル様の
サポーターであるリリがいますから！
【ヘスティア】
だーかーらー
すぐそうやってベル君に
くっつくんじゃない！
にぎやかな仲間が増えた一行 リリルカの情報のもとに マスター達は目的地へ向かう
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