240021103 ピナーカ 『灼熱エモーション』
【ピナーカ】 マスター!頭下げろ!
ピナーカの声を聞き 反射的に頭を下げるマスター
【ピナーカ】 オイラのマスターに手ぇ出すなんて 百万年早ぇんだよ!! おらああぁぁっ!!
燃え盛る矢はマスター達の 頭上をかすめ、異族を射抜いた
異族は大きな悲鳴をあげて しばらくもがいていたが やがて水中に沈んでいった
【ピナーカ】 ふん、手応えのねえ奴だったな! …よっと!
ピナーカは迷わずプールに飛び込み マスターのほうへ泳いでくる
【ピナーカ】 アンタに死なれちゃ困るからな 仕方ねぇから助けてやるよ!
ピナーカはマスターに腕を貸して 泳ぎ出すが…
身体が密着して、ピナーカの 胸などの感触がしっかり伝わってくる
【ピナーカ】 あ…こら、動くなよ! 危ねぇから大人しくしてろ!
選択肢:
- いや、でも…む、胸が → select_label_01へ
- ひ、一人で大丈夫だから… → select_label_02へ
- せめて…ちょっと離れて泳ごうよ → select_label_03へ
あ…こら、動くなよ! 危ねぇから大人しくしてろ!
select_label_01:
【ピナーカ】 なっ…! つ、つまんねぇこと 気にしてんじゃねぇよ!
select_label_02:
【ピナーカ】 遠慮すんじゃねぇよ お前はガキをちゃんと抱えてろ
select_label_03:
【ピナーカ】 なに言ってんだ 離れたらアンタとガキを プールサイドまで運べねぇだろ!
select_label_end:
そんなふうに騒ぎながらも 無事にプールサイドへ たどりついたマスター達
マスターはピナーカの活躍に すごかった、と絶賛する。
【ピナーカ】 ま、まあ…異族程度に なめられるのは癪だからな!
【ピナーカ】 それに、その… アンタを守りたかったってのも、 あるし…な
【ピナーカ】 そう思ったら、体の底から 力が沸き上がってきやがった
【ピナーカ】 奥義『灼熱エモーション』 誕生、だな!
それはまさしく 彼女が新たなスキルに 目覚めた瞬間だった
【ピナーカ】 …え?さっきのオイラが 本物のライフセーバー みたいだったって…?
【ピナーカ】 え、えっと… アンタにそう言われるとは 悪くねぇ気分だな…
【ピナーカ】 その、し、仕方ねぇから またなにかあったら助けてやるよ!
【ピナーカ】 …オイラは、 マスターのライフセーバーだからな!
そう言うと、ピナーカは照れたように そっぽを向いてしまったが
そんな彼女の声には、確かに 暖かな優しさが宿っていた
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