240061101 梓弓 占いとは裏腹に…
マスターは梓弓を誘って ビーチにやって来ていた
【梓弓】 マスター、申し訳ありません…
梓弓は砂浜に座り込み いじけて砂に 「のの字」を書いている
【梓弓】 わたくしの占いでは、 今日が一番運勢のよい日… だったのです…
【梓弓】 まさかサメが出て 遊泳禁止になってしまうなんて…
異族でもなく罪もない生き物を どうこうするわけにもいかず 二人でビーチを眺めている
【梓弓】 わたくしが占いを外してしまうなんて 信じられません…
【梓弓】 はっ…! そういえば…最近 悪いことが続いている気がします
【梓弓】 黒猫が目の前を横切ったり… 頭の上でカラスが鳴いていたり…
【梓弓】 昨日なんて ふと時計を見たら 四時四十四分だったんですよ!
マスターは 気にしすぎじゃと思いつつ…
たまにはそう言うときもあるよ 生き物のことはどうしようもないし とフォロー
【梓弓】 そ、うですよね…ふふ… お気遣いありがとうございます…
気を遣って無理に笑ってみせる 梓弓を見て マスターは勢い良く立ち上がる
【梓弓】 マスター…?
マスターは、驚く梓弓に 海に入らなければいいんでしょ と手を差し出す
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