240101102 アバリス 届かない救援
アバリスとマスターは二人で 監視員の仕事をしていた
アバリスがその危険察知能力で 素早い指示を出し、 マスターが注意しに行く
見事な連携ではあるが、 アバリスはハァ、とため息をつく
【アバリス】
本当にすいません…
マスターに頼ってばっかりで…
選択肢:
- これくらい別にいいよ → select_label_01へ
- そんなに大変ってわけでも… → select_label_02へ
- いいコンビだと思うけど → select_label_03へ
本当にすいません… マスターに頼ってばっかりで…
select_label_01:
【アバリス】
そ、そういうわけにはいきませんよ！
select_label_02:
【アバリス】
マスターの優しさに
甘えてばかりじゃダメだと思うんです
select_label_03:
【アバリス】
そ、そう思っていただけるのは
嬉しいですけど…
でも、このままじゃダメですよ！
select_label_end:
【アバリス】
私、自分で注意できるよう
がんばります！
と、意気込むアバリスの目の前で さっそく違反が発生する
【アバリス】
あ、あの人達…
また飛び込みしてる…
マスターは 注意しに行こうとするが、 アバリスは腕を掴んで引き止める
【アバリス】
わ、私が言いますっ！
こらー、飛び込みはダメですよー！
ダ、ダメですってばー！！
アバリスの頑張りもむなしく、 客達は飛び込みを続けている
【アバリス】
うぅ…どうすればいいんでしょう…
そんなに存在感ないんですか、私…
しょんぼりと俯くアバリスを マスターは励ます
不得手なことは ゆっくり慣れればいい やればできる力はあるんだから…
マスターは、直接注意してくると、 飛び込みをする男達の元へ向かった
マスターを見送ったアバリスは 大きなため息をつく
と、その時、 遠く離れたプールに 一人の子供を見つけた
【アバリス】
…あの子まさか…
溺れてるんじゃ…！？
【アバリス】
ここからじゃ遠すぎる…！
私じゃ間に合わない…！
あわてて周囲を見渡すが 誰も気づいていないようだ
【アバリス】
ど、どうしよう！
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