240111212 鹿目 まどか 日常を守りたい!
【まどか】 …ふぅ、少し疲れちゃったね
ほかの姫達を交えた水鉄砲合戦は まどかにとってはかなり ハードなものであったようだ
【まどか】 今日はとっても楽しかったよ でも少しだけ疲れちゃった…かな
疲れたというまどかを見て 不安そうにしていたマスターを 心配させまいと喋るまどか
休日を満喫するにも 休みが必要だもんね! と、マスターも慌てて返答する
【まどか】 休日を満喫するための休み? あはは、変なの でも、なんとなくわかるかも
【まどか】 …そうだ 海の家もあるんだったね そこで休もうよ
【まどか】 海も見えるし、 ここ、すごく良い席だね!
まどかとマスターは 海の見やすいテラス席に座り 一息ついていた
【まどか】 潮風が気持ちいいね
ふぅ、と息を吐くまどかに 自分の宣言のせいで無理をさせて しまったかと不安になるマスター
【まどか】 ちょっと頑張っちゃったかなぁ?
【まどか】 けど、こうして一所懸命に わたし達のことを考えてくれる マスターがいて…
【まどか】 その期待に応えようと ちょっと頑張っちゃったのかも
【まどか】 心配し過ぎちゃうマスターと 頑張り過ぎちゃう私 なんか、いつものわたし達っぽいね
まどかは穏やかに笑う
【まどか】 知らないところに来て マスターと出会って隊にお邪魔して…
【まどか】 今までの日常とは全然違う 状況になっちゃったけど それが新しい日常になって…
【まどか】 姫のみんなや わたし達のことを考えてくれる マスターがいる
【まどか】 それはすごい嬉しいことで 大切で、大事なことで… とってもありがたいなぁって思うの
【まどか】 だからこそ、こんな風に 休みを満喫して 過ごせるのも嬉しいんだ
無理をさせてしまったかもしれない そう思っていたマスター
だが、まどかがそんな風に 思っていてくれたなんて嬉しい と、胸をなでおろすマスター
【まどか】 ふふ、わたし達って 考えすぎちゃうことがあるのかもね
笑い合うまどかとマスター
【まどか】 …あれ、どうしたんだろ?
ふと、海辺のほうから 聞こえていた姫達の賑やかな声が 少し変わっているのに気付くまどか
【まどか】 …何かあったみたい 様子を見に行かなきゃ!
マスターはまどかの言葉に頷き ふたりは合わせて駆け出す
【まどか】 マスター、あれ!
騒ぎの元へたどり着くと そこには明らかに異質な 招かれざる客がいた
【まどか】 少しだけど 被害があったみたい…
突然襲われたからか 攻撃を受けてしまった姫がいるようだ
即座に臨戦態勢に入った姫達だが 敵の出方がわからないため うかつには手を出せない
さっきまで楽しそうだった空気が 今は、緊張感に包まれている
【まどか】 …こんなの、だめだよっ
膠着状態を切り開いたのは 意外にも、まどかだった
【まどか】 みんなの楽しい時間を奪うなんて そんなの…絶対にだめだよ!
まどかはみんなといることを 大事だと言っていた…
だから、それを奪おうとする 存在を許せないのだろう
【まどか】 マスター、指示をお願いっ!
マスターは力強く頷いた
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