240111213 鹿目 まどか 波打ち際の決意
【まどか】 はっ!やぁっ!
まどかの攻撃は いつにも増して力強い そう感じるマスター
【まどか】 わたしにとっての大事な 新しい日常…みんなとの日々
【まどか】 それを奪わせたくはないからっ!
戦う前にも言っていたことを 自分へ言い聞かせるように 繰り返すまどか
まどかのその想いは 自分のためではなく みんなのためという面が強い
【まどか】 そう…わたしの願いは 目の前にいる誰かのためだった
【まどか】 今もそう… 目の前にいるみんなを マスターを守るために…
【まどか】 少し不器用なところもあるけど 優しいマスターが作る 隊のみんなとの日常…
【まどか】 大切で大事で…大好きな! そんな日常を守りたい!
まどかの想いは どんどんと強くなっていく
まだ短いけれど 海で過ごした時間は マスターとまどかの絆を強めていた
【まどか】 この力…っ!
まどかとマスターの絆が 『波打ち際の決意』 としてまどかに力を与える
【まどか】 やあああっ!
【まどか】 …………
敵を退け 海辺には波の音だけが響く
【まどか】 あつ…
照り付ける太陽 その暑さと熱さを確かめるように まどかは陽に手をかざす
異変を片付けた姫達は なにごともなかったように 遊びを再開する
【まどか】 …ふふ、みんな元気だなぁ
まどかは自身が守った日常の風景を 慈しむように眺めている
お疲れ様 と、まどかに声をかけるマスター
【まどか】 うん、ありがとう マスターもお疲れ様っ
何やら清々しさを感じながら お互いを労うまどかとマスター
【まどか】 わたしは少し休もうかな
そう言ってその場で横になるまどか
【まどか】 いい天気だね… ふふ、守れてよかった
噛みしめるように言うまどか
日常の大切さに改めて気付いた 海辺での非日常的な時間は まだ続くのだった…
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