250061101 メギド プールサイドの沈黙
リゾートプールに遊びに来た マスターとメギド
【メギド】 あらお待たせ …さあ、行きましょう 無駄に暑いのは苦手なの
メギドの華美な水着に対して 勇気を出して褒めてみるマスター
【メギド】 ありがとう …ここ、人が多くて疲れるわね 休息をとるために人混みなんて…
あっさりとスルーされ、 マスターは返す言葉を失った 褒めるということは難しい…
【メギド】 それよりマスターは楽しいかしら? こんな人混みで遊びたいだなんて よっぽどプールが好きなのね
【メギド】 マスターは変わり者? いえ、マスターだけじゃないわね この場にいるみんながそう
【メギド】 あ、でも、多数決の原理でいくと 私が変わり者という事に なるのかしら
そう言いつつメギドは微笑むが マスターの心にはトゲがささった 彼女は楽しくないのだろうか?
【メギド】 私は貴方がここに来たいと言うから ついてきただけよ それ以上でもそれ以下でもないわ
ニコニコと微笑みながら あっけらかんと言うメギドに ショックを受けるマスター
【メギド】 こうしてプールで遊ぶことに 一体なんの意味があるのかしら
【メギド】 この無駄と思える出来事に… なにか意味があればいいわね お互いに
澄んだ目でマスターを見つめ にっこりと微笑むメギド
本当はメギドとともに 楽しみたいのに…
【メギド】 どうしたの、マスター? なんだかつまらなそうな顔を しているけれど…?
自分の思いとは逆の言葉をかけられ 伝えようとした本当の気持ちが とっさにでないマスター
マスターが言葉を返せずにいると 気まずい沈黙が 二人を包み込むのだった
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