250061104 メギド 『神聖プール王国の誓い』
後日 再びプールにやってきた マスターとメギド
【メギド】 今日はいつもより人が多いように 思えたけど、どうしたのかしらね
苦手な人混みに付き合わせてごめんと 謝るマスター
【メギド】 かまわないわ 貴方と過ごす些末な時間に価値を 見出してしまったのだから
【メギド】 人混みくらいどうってことないのよ むしろ、貴方がどう私をかばって 歩いてくれるのかに興味があったわ
マスターはそんな細々としたところを 見られていたのかと顔が引きつる
自分との休息は楽しかったかと メギドに聞くマスター
【メギド】 ばかね。私が今日一日 機嫌が良かったこと 知ってるでしょう?
【メギド】 この短い間に気づきはあったし 意義もあったのかもしれないわね… もちろんそれは、お互いに…
マスターが先日のことを引き合いに 出すと、少しむくれるメギド
【メギド】 貴方といる時間に意味を見出して しまったのだから、仕方がないわ
【メギド】 ふふ、こうして話しているだけで なんだか、新しい発見が あるのかもしれないわね
彼女のなかで生まれた マスターとの会話を求める 新たな感情…
芽生えた絆は メギドに新スキル― 『神聖プール王国の誓い』をもたらす
もうじき日が暮れてしまう マスターが寂しく思っていると メギドがこちらを向く
【メギド】 そう寂しがらなくても、 また来れるじゃない その時まで、楽しみにしてるわ…
メギドは微かに、笑うのだった
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