250141212 巴 マミ 私にまかせて!
【マミ】 想定外のアクシデントも 夏の出来事って感じで 楽しいわね
不意の戦闘もマミにとっては 夏の出来事で片付けられてしまう
何事もなかったからいいけど 危ないことは勘弁だよ… とマスター
【マミ】 あら、このくらいで くたびれてたら身が持たないわよ?
ふふ、と笑うマミ その笑顔を見ていたマスターも まぁいいか、とつられて笑う
楽しそうにしている マミとマスターのもとへ姫が 駆け寄ってくる
【マミ】 あら、どうしたの? え、私達にサプライズ?
姫達はマミとマスター 海辺で楽しむふたりをさらに 楽しませる支度が整ったという
【マミ】 マスター、行くわよ!
【マミ】 わぁ…これがそうなの?
姫達が用意したもの それは海辺で拾った流木などで 作り上げた巨大迷路だった
【マミ】 砂遊びが過熱して ここまで来ちゃったって 言っていたけど…これはすごいわね
姫達が随分賑やかだったのは どうやらこれを作っていたから ということのようだ
【マミ】 ねぇマスター せっかく用意してくれたんだし この迷路で遊んでみない?
マミはわくわくしているようだ マスターもまた興味深そうに どんな迷路なのか気になると答える
【マミ】 それじゃ決まりねっ
【マミ】 中に入ってみると本当に 先がわからなくて…本格的ね
スタートを切ってからしばらく ああでもないこうでもないと 行ったり来たりを繰り返すマスター達
【マミ】 こんなに楽しくていいのかしら…
ふと、感慨深そうにつぶやくマミ
【マミ】 誰かと海に来るだけでも 嬉しいことなのに、こんなにも 楽しい時間があるなんて…
【マミ】 元いた場所とは違う世界に 迷い込んだばかりの頃には 想像もしなかった出来事ばかり…
マミがそうやって 喜んでくれるなら自分も嬉しい そう話すマスター
【マミ】 ふふ、ありがとうマスター …あら、向こうで音がするわね
マミの言う通り、 次の角を曲がった辺りから ガサゴソと物音がする
【マミ】 迷路に入ってからしばらく経つし… もうすぐゴールなのかもしれないわ!
ゴールで待ち構えてる姫達が 何か仕込んでいるのかもしれない とマスターもマミの考えに同意する
【マミ】 ふふ、早くゴールしちゃいましょ!
そう言って角を曲がるマミ その直後、マミから笑顔が消える
【マミ】 マスター、敵よ!
曲がった先で待ち構えていたのは 迷路に迷い込んでしまった異族だった
【マミ】 私が想定外も楽しいって言ったから また来ちゃったのかしら…
噂をすればなんとやら… と、そんなことよりも どうにか対処しないと!と、マスター
【マミ】 ええ、マスター 私にまかせて!
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