250201101 タスラム 楽しみと落胆と
みんなと一緒に 緑豊かな大自然に囲まれた ジャングルの川辺にやってきた
【タスラム】 思ったよりいい場所だな! こんなにいいところだと 思う存分楽しめそうだ!
【タスラム】 楽しみな食事もあるし…
目を輝かせながら タスラムはそんなことを言ってくる
【タスラム】 って、 なにジロジロ見てるんだ?
【タスラム】 べ、べつにあたしがお腹空いたって そういうわけじゃないからな!
【タスラム】 みんな移動で疲れただろうし 時間もちょうどいいだろ? なら食事にした方がいいと思うぞ?
タスラムの言葉も一理ある それならさっそく食事にしようかと 他のみんなにも伝えるマスター
【タスラム】 よし!バーベキューだ! 肉だーっ!! さっさと準備するぞ!
そんなにバーベキューが 楽しみだったの?
【タスラム】 バーベキューってことは お肉食べ放題ってことだろ? んん~~!今から楽しみだな!
はしゃぐタスラムを尻目に みんなあることに気付き 言葉を失ってしまった…
【タスラム】 ん?どうかしたのか? なんでみんな、急に黙って… おいマスター?
【タスラム】 え?荷物を見ろ? 荷物がどうかしたのかよ…
【タスラム】 ななななんでだああああああ!?
大声で叫ぶタスラム 持ってきた材料などが、 なくなってるのを見れば当然だ
【タスラム】 な、なんで材料が… それに道具まで滅茶苦茶に… 誰の仕業だこれ!!
【タスラム】 くぅっ、この足跡… サルかなにかの仕業だな!?
【タスラム】 え?バーベキューは諦めるしかない? そ、そんなあああっ!?
【タスラム】 とりあえず食べられるものを探す? あ、あたしは認めないからなっ! 絶対バーベキューをするんだ!
【タスラム】 みんなで…肉をいっぱい…
そう訴えるタスラムだが 他のみんなは仕方ないと 諦めているようだった
【タスラム】 うぅっ…そんなっ… あたしは絶対に…
【タスラム】 もういいっ!!
言いながら林の中へと 駆けていくタスラム
涙目でいた彼女を 一人にさせるわけにはいかないと、 追いかけるマスターであった
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