250211102 セファー はじめの第一歩
【セファー】 ま、マスター… 海まで10メートルのところまで 来ましたし…
【セファー】 今日のところは、 この辺で帰りませんか?
選択肢:
- もうちょっとだけ頑張ってみない? → select_label_01へ
- セファーなら泳げるって信じてる → select_label_02へ
- 泳げたら自分の秘密を教えるよ → select_label_03へ
今日のところは、 この辺で帰りませんか?
select_label_01:
【セファー】 …マスターが絶対に離れないって 約束してくださるなら、 もうちょっとだけ…
select_label_02:
【セファー】 …もう、 そんなこと言われたら頑張るしか なくなっちゃうじゃないですか
select_label_03:
【セファー】 マスターの秘密を…? …もう少しだけ頑張ってみます!
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まず水になれるところから始めよう。 そう言って、 セファーの手を引っ張る
【セファー】 ちょ、ちょっと、マスター…!? それ以上近づくと波に…
【セファー】 …ひゃあ! み、水が、足に…!
【セファー】 ま、マスター…!! 助けてください!
【セファー】 …え? そんなにしがみつかないでと 言われましても…!
【セファー】 マスター! しっかり支えてください そんなに動いては、わたくし…!
【セファー】 きゃっ!?
バランスを崩して倒れてしまう。 急いで起き上がると――
【セファー】 ぶくぶくぶく…
慌ててセファーを 引き上げる
【セファー】 …ごほっ、ごほっ! あ、ありがとうございます
【セファー】 申し訳ありません… 水に触れたと思った瞬間、 身体がこわばってしまって…
しゅんと落ち込むセファーは、 小さな少女のように見える
…どうして海が苦手なの?
【セファー】 …昔の記憶が、そうさせるんです
【セファー】 海に沈められた映像が 頭をちらついて 私を震えさせる…
…どこまでも付き合う。 少しずつ変えていこう、と 勇気づけるように告げる
【セファー】 …でも、どうやって
恐ろしい記憶があるのなら、 楽しい記憶で上書きしよう
【セファー】 楽しい、記憶で…
―結局、その日の練習は、 そこで終わりになった
そして次の日 セファーが失踪した
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