250211103 セファー 『細波の魔弾』
更なる知識を求めて セファーがいなくなるのは、 いつもの事だが、
昨日のこともあり、 セファーの事が心配でマスターは 彼女の行きそうなところを探し回る
そのまま数日…満身創痍で ふらりと立ち寄った砂浜の木陰に、 セファーが座っているのを見つけた
【セファー】
…あ、マスター
ボロボロですけど…
どうしたんですか？
選択肢:
- ちょっと転んじゃって… → select_label_01へ
- ハードな筋トレをしていたんだ → select_label_02へ
- 新しいファッションだよ → select_label_03へ
…あ、マスター ボロボロですけど… どうしたんですか？
select_label_01:
【セファー】
転んだくらいじゃ、
服はそんなに汚れませんよ
select_label_02:
【セファー】
どうして筋トレで、
満身創痍になるんですの…？
select_label_03:
【セファー】
嘘をつかないでください
わたくしの知識にはそのような
ファッションは存在しませんよ
select_label_end:
【セファー】
…わたくしを
探していたんですよね？
【セファー】
…すみません
勝手にいなくなってしまって
【セファー】
…ずっと観察していたんです
たくさんの、
海で遊ぶ方達を
【セファー】
恐ろしい記憶を
楽しい記憶で上書きしようと
わたくしなりに実践していました
【セファー】
マスター、成果をご覧に入れます
…お付き合いいただけますか？
セファーは、海に近づいていくと、 そろそろと水の中に両足を入れた
【セファー】
…どうですか、マスター！
わたくし水に入ることができました！
…大丈夫なの？ 小さく震えているようだけど…
【セファー】
はい…まだ泳ぐのは難しいですが、
足をつけるくらいなら大丈夫です
【セファー】
マスター
貴方の言葉が、
わたくしに記された証拠です
【セファー】
もう、以前のわたくしとは違います！
その瞬間、セファーの身体が まばゆい光につつまれた
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【セファー】
これが水の楽しさを知った
わたくしの新奥義…
『細波の魔弾』です！
【セファー】
足以外を水につけても、
大丈夫なんですよ
セファーは手で水をすくうと、 マスターにぱしゃりとかけてきた
【セファー】
ふふ…恋人はこのようにして
海を楽しむそうですね
やったな、 お返しだ！
【セファー】
きゃっ！やりましたね…！
わたくしも…えいっ！
【セファー】
ふふ…
今日の出来事は、決して忘れません
【セファー】
どうかこれからも、
私に記してください
【セファー】
貴方との、大切な思い出を―
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