250241102 雑賀 気まずさ漂う日
こうして雑賀との ひとときは 楽しく過ぎていったのだが…
どうも雑賀の様子がおかしい 妙に口数が少ないことに 気が付いたマスター
彼女になにか 負担をかけているのか? 心配して聞いてみると…
【雑賀】 あ、そ、そんな… 負担やなんて… でんでんあらへん…
【雑賀】 あ、またや…! ったく…もう!
雑賀は慌てて傍らに浮いている オレンジ型アンドロイドに 手を伸ばし、なにやら調整をする
【雑賀】 …な、なんとか これで戻った…っすよね?
なるほど…どうやら アンドロイドの言語変換機能が 不具合を起こしているようだ
雑賀はふだん、地の紀州弁を アンドロイドで変換し 標準語にしているのだ
【雑賀】 め、面目ないっす… どうやらこの子、ここの湿気と 暑さの影響でおかしくなってて…
選択肢:
- 機械は水と熱に弱いからね → select_label_01へ
- 壊れそうなの? → select_label_02へ
- 心配だね… → select_label_03へ
め、面目ないっす… どうやらこの子、ここの湿気と 暑さの影響でおかしくなってて…
select_label_01:
【雑賀】 ジャングルの気候を甘く見てたっす
select_label_02:
【雑賀】 基本機能に問題はないっす ただ、言語変換機能だけ 湿気でおかしくなりかけてて…
select_label_03:
【雑賀】 壊れることはないっすけど これだと話が… 厳しくなりそうっす…
select_label_end:
【雑賀】 …………
雑賀は一生懸命 アンドロイドの調整をしている
そう言えば、雑賀は 自分の紀州弁の訛りを 恥ずかしく思っているんだった…
気にすることはないさ 地で喋っても問題ないよ? とマスター
【雑賀】 も、問題大ありっすよ! いくらマスターが相手でも 問題あるっす…っ!
【雑賀】 それにマスターは 訛りとか持ってないから うちの気持ちがわかんないんっすよ!
雑賀とマスターとの間に 気まずい雰囲気が漂った…
【雑賀】 …ここだと 道具が足りないっす… 部屋…行ってくるっす…
雑賀はそう呟くと トボトボとコテージに向かって 歩み去ってしまうのだった…
Next: 250241103