250251211 めぐみん めぐみんの苛立ち
海─
太陽はさんさんと照り付け、 ビーチでは若い男女が 楽しそうに遊んでいる
そう、夏は熱い恋の季節
【めぐみん】 ……暑いです
若い男女が楽しむ中、 めぐみんは一人ビーチで 爆裂魔法の特訓をしていた
【めぐみん】 この暑さの中で、 爆裂魔法を鍛えるのは 骨が折れますね…
汗だくでそう呟く彼女に、 「ご苦労様」 とマスターが声を掛ける
【めぐみん】 …む
【めぐみん】 今、忙しいので… 声を掛けないでもらえますか?
なぜか素っ気ない返事をするめぐみん
しかし…
【めぐみん】 私は忙しいので… い、そが…しい…
フラリとよろめいたかと思うと、 その場にバタリと倒れる
大丈夫!? マスターが慌てて、 介抱しようとするも、
【めぐみん】 どこを触るつもりですか!? セクハラで訴えますよ!?
何やら不機嫌な様子だ
どうしたんだろう…? そう思ったマスターは、 冷たいジュースを買ってきたり、
【めぐみん】 いりません
元気が出そうな食べ物を 買ってきたりするが、
【めぐみん】 結構です
【めぐみん】 そんなものでは騙されません
彼女の機嫌は悪いままである
【めぐみん】 …ふん
マスターは正面切って なんで怒ってるの? と尋ねてみた
【めぐみん】 私がなぜ怒っているか… それは…
【めぐみん】 自分の胸に聞いてみて下さい
彼女は意味深な発言をし、 フラリと立ち上がって、 その場を去ってしまった
【めぐみん】 マスターのバカ
なんかしたっけ…? 身に覚えのないマスターだった
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