250261211 ゆんゆん 勇気の先に
真夏のビーチ
海で泳ぐ者、肌を焼く者、 冷たいドリンクを飲む者
マスターの隊は、 思い思いの休日を過ごしている
そんな中、ひとりで佇む姫がいた
【ゆんゆん】 …はぁ
ゆんゆんだ
なにしてるの? とマスターが声を掛ける
【ゆんゆん】 あ、マスターさん
【ゆんゆん】 いえ、その… 海を見てました
みんなと遊ばないの? と尋ねるも…
【ゆんゆん】 一緒に 泳ごうと言って下さる 方もいるのですが…
だったら…と、 マスターは言うが、
【ゆんゆん】 私も…みなさんと 遊びたい気持ちは あるのですが…
【ゆんゆん】 あいにく、 水着の用意をしていなくて…
ため息をつき 寂しそうにしている彼女に マスターは、
じゃあ僕がプレゼントするよ! そう言って、売店へと走るマスター
水着を買って戻ってくるマスター そして、ゆんゆんへ水着を渡す
【ゆんゆん】 え?で、でも…
マスターは言う
せっかくの夏なんだし、 『ぼっち』より、『みんな』で 思い出作った方が楽しいよ…と
【ゆんゆん】 ………
少し考えた後、
【ゆんゆん】 わかりました…! マスターさんが そこまで言って下さるなら…
と、着替えに行くゆんゆん。
しかし何分待っても、 なかなか帰ってこない
おかしいな…と、 彼女の様子を見に行くマスター
すると、そこには……
【ゆんゆん】 あっ!マスターさん!!
【ゆんゆん】 み、見ないで下さい!!
【ゆんゆん】 …無理無理無理! 絶対に無理ですぅ~~~っ!!
と顔を真っ赤にして、 両手で体を隠すゆんゆんがいた
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