251003011 限定クエスト サイコパス 「新たなる監視官」ストーリークエスト前編 「新たなる監視官」ストーリークエスト前編 2 - 【EP1】忍び寄る脅威 新たなる監視官 1話 新たなる監視官 1話 戦闘前
【常守朱】 標的を確認しました! 執行します!
【常守朱】 六合塚さんと霜月さんは、 反対側に回ってください!
【六合塚弥生】 わかりました
【霜月美佳】 うぅ… これは任務… あくまで、任務なんだから…
【六合塚弥生】 霜月監視官、大丈夫ですか?
【霜月美佳】 …ええ、いくわよ!
常守 朱(つねもりあかね) 霜月 美佳(しもつきみか) 六合塚 弥生(くにづかやよい)
先頃この3人は、とあるきっかけで 自分達の住む世界から こちらの世界へと迷い込んだという
当初は異族やキル姫の存在に 戸惑っていたが、それなりに こちらの世界にも慣れてきたようだ
現在は、マスターの任務に同行し 異族退治を手伝ってくれている 美佳は乗り気ではなかったが…
【常守朱】 私達の監視官としての経験が、 市民の安全や治安の維持に 役立てられるはずです
という朱の説得に応じ、 仕方なくではあるが、 一緒に戦ってくれることになった
一方その頃、拠点では、 ある報告がマスターを待っていた
それが、この世界を揺るがす 恐ろしい事件の始まりだった
【常守朱】 ふぅ… 任務完了です
みんな、おつかれさま と、マスターは3人に声をかける
【常守朱】 街道の異族は排除しました これで、街の人達が 安全に通行できますね
【六合塚弥生】 ですが、残党が潜んでいる 可能性も捨てきれません
【六合塚弥生】 しばらくは、周辺の巡回を 続けた方がいいでしょう
わかった、報告しておくよ と、こたえるマスターに、 美佳が暗い声で話しかける
【霜月美佳】 ねぇ…アレって、潜在犯…よね? 私は任務を果たしているだけ…
【霜月美佳】 私の色相、濁ったりしないよね?
【常守朱】 今のところは、大丈夫そうだけど?
【霜月美佳】 先輩… その、今のところって言い方、 不安になるじゃないですか!
【六合塚弥生】 ドミネーターが動作したなら、 なんらかの判断が下されたはずです そう、考えておきましょう
【霜月美佳】 そ、そうですよね! シビュラは いつだって正しいんですから…
【常守朱】 それじゃ任務も終わりましたし、 拠点に戻りましょうか?
【常守朱】 特殊な異族…ですか?
拠点に戻ったマスターに、 一通の報告が届いていた
そこには、キル姫の力に耐性がある 特殊な異族が出現した、と 書かれている
マスターも初めてのことで、 どうしたものかと悩んでいたら 通りかかった朱に声をかけられたのだ
【常守朱】 前例のない異常事態なんですね? でしたら、すぐに調査に向かいます 出現場所を教えていただけますか?
まさか、1人で行くつもりなの? と、マスターは驚いてたずねる
【常守朱】 はい、そのつもりですが? 大丈夫ですよ、無理はしません 武器も持っていきますし…
それなら自分も一緒に行く と、マスターも立ち上がる
【常守朱】 え? でも、安全は保証できませんよ?
どちらにせよ道案内は必要だよ それに、無理はしないんだよね? と、マスターは朱に確認する
【常守朱】 わかりました では、いきましょうか 捜査は初動が大事なんです
【常守朱】 報告によると、 目撃された場所は もう少し先でしたよね?
うん、そのはずだけど と、マスター
【常守朱】 3時の方向、ここから約250m先に 異族がいるのは見えますか?
えっと…よく見えないけど、 なにかがいるのはわかる と、マスターは答える
【常守朱】 現場に近いですし、 あれが特殊な異族という 可能性もありますよね
【常守朱】 外見の違いとか、体長とか、 従来の異族との相違点は 報告にありませんでしたか?
そこまで詳しくは… と、マスターはこたえる
【常守朱】 そうですか… それを調べるために、 私達に調査依頼がきたんですよね
もう少し、近くに行ってみる? もしかしたら違いを発見できるかも… と、マスターが動き出す
【常守朱】 あ… 待ってください!
【異族】 グギャギャギャギャ!!
突然現れた異族に驚き、 うわあ! と、マスターはあわてて下がる
【常守朱】 はっ!!
【異族】 グギャッ!!
朱の攻撃を受けて、 異族は声をあげる どうやら効いているらしい
【常守朱】 こんなに近くにいたんですね、 気づきませんでした…
【常守朱】 見つかったからには 仕方ありません、執行します!
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