260011104 アスクレピオス 『海浜ビーチ帝国の誇り』
翌日…
今日もアスクレピオスと一緒に 海へやってきたマスター
【アスクレピオス】 はぁ…まったく… 昨日は散々だったわね 結局、海で遊べずじまい
あれから一夜が明けて… 体力も回復したのか、彼女は すっかりいつもの調子だ
【アスクレピオス】 ま、海遊びだなんて 子供じみた行為だものね
【アスクレピオス】 私は別に やらなくてよかったって 心の底から思ってるのだけど
そう言って海遊びを 否定するアスクレピオス
しかしマスターは さっきから彼女がちらちらと 海を見ていることに気づいている
そういえば…と言って 昨日のことを話し出すマスター
看病している間 寝言で、海で遊びたかった と言っていたとマスターが告げる
【アスクレピオス】 なっ、なっ…! そんな子供っぽいこと 言うはずないでしょう!?
【アスクレピオス】 私は本当に 海遊びなんて…
あくまで否定しようとする アスクレピオス
そんな彼女に対し 本当に?と念押しするマスター
【アスクレピオス】 う…!もう、わかったわよ! 私も、海で遊びたかった! これでいい?
やっと素直になってくれたと マスターは彼女に微笑む
【アスクレピオス】 な、なによ…! ニヤニヤしないでよね! 気味が悪いわよ!
顔を真っ赤にして 恥ずかしそうにしている アスクレピオス
だが、彼女が素直に自分の 気持ちを吐き出してくれたことで 絆が深まったと感じるマスター
【アスクレピオス】 わ、私だって 遊びたい時くらいあるのよ
【アスクレピオス】 ただ 子供っぽいと思って 言えなかっただけで…
【アスクレピオス】 でもまぁ… こうして言ってしまうと スッキリするものね…ふふ
【アスクレピオス】 つっかえていたものが すべて吐き出せた気がするわ
マスターとの向き合い方の変化 新たな絆の誕生は、新スキル 『神聖プール王国の誓い』をもたらした
そう言って浮かべた 彼女の微笑みに、マスターは 思わず見とれてしまう
気を取り直して、今日は 思いっきり遊ぼう!と 彼女を誘うマスター
【アスクレピオス】 まったく…仕方ないわね 子供っぽいマスターが心配だから 付き合ってあげるわよ
それからふたりして 昨日の分を取り返すように 全力で遊んだのだった
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