260041104 カドケウス 『海浜ビーチ帝国の誇り』
後日、今度はマスターがカドケウスを ビーチに呼び出していた
【カドケウス】
なーに、マスター?
もしかして今度はマスターが
落とし穴でも掘った?
落とし穴のことより カドケウスを傷つけてしまった この間のことが気になっていた
マスターは 償いがしたい… よかったらデートをしよう、と言う
【カドケウス】
はぁ…
マスターってなんていうか
ほんとに…
【カドケウス】
…かっこいいね♪
嬉しそうに笑うカドケウスを連れ 二人はさっそくデートに繰り出した
夕方、デートを満喫した2人は 並んで砂浜を歩いていた
【カドケウス】
あー、楽しかった!
普通にデートするのも悪くないね!
ご機嫌なカドケウスは マスターをじっと見上げる
【カドケウス】
マスターは?
私とのデート楽しかった?
マスターは もちろんだよ、と笑いかける
【カドケウス】
ふふ♪
…私ね、マスターのこと
本当にかっこいいと思うんだ
【カドケウス】
あれだけイタズラされても
私に優しくしてくれる人なんて
絶対いないもん
【カドケウス】
それにマスターといると
どんどん力が湧いてくるんだ…
マスターのためなら頑張れる!
それはまさに、カドケウスが 新たな力『海浜ビーチ帝国の誇り』に 目覚めた瞬間だった…!
【カドケウス】
ね、マスター。一緒に帰ろ!
ほら早く!
カドケウスはそう言って 先に走って行ってしまう
マスターが慌てて追いかけると 足元がふわっと浮いて…
【カドケウス】
アハハ!見事に落ちたー!
マスターは苦笑いしながら カドケウスの手を借りて 穴から這い上がる
【カドケウス】
やっぱり、一日一度は
マスターにイタズラしないとね♪
どういう日課だよ、とマスターは笑う
【カドケウス】
だって
マスターにイタズラしてると
私だけのものになった気がするんだ
【カドケウス】
他の誰でものない
私だけの…
【カドケウス】
いつか、本当にそうなるといいな
ううん…きっとしてみせるよ
マスター♪
悪戯っぽく笑うカドケウスに マスターも困りながら 笑ってしまうのだった いいよ、ちょっとだけならね」
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