277000333 海上編 ストーリー2019年7月 パラディーゾ幻想襲来篇Ⅱ 第4幕「幻獣の逃遁」 戦闘後
【アルマス】
はぁはぁ…
どう、ガ・ジャルグ！
私の言うことを、聞く気になった？
【ガ・ジャルグ】
ふん…
まぁ、それほど弱くはないようね
【ガ・ジャルグ】
完全で至高の存在である
わたしには遠く及ばないけど…
【アルマス】
なによそれ、負け惜しみ？
本当に口が減らないんだからっ！
【ヘレナ】
なあ先輩、気がついたかい？
ガ・ジャルグは、
全力で戦ってはいないようだ
たしかにアルマスは 肩で大きく息をしているが、 ガ・ジャルグは余裕の表情だった
【ヘレナ】
もしかしたら、もしかするかも…
そう言って、ヘレナは ガ・ジャルグに声をかける
【ヘレナ】
なあ、ガ・ジャルグ！
その様子だと、アナタも先輩と
つながってるんじゃないか？
ガ・ジャルグはヘレナの言葉に、 顔を真っ赤にして黙り込む
【ヘレナ】
おやおや…
やっぱり、そうだったのか…
【ヘレナ】
先輩はキル姫なら誰でもいいのか？
ヘレナは嫉妬で
狂ってしまいそうだよ…
【ヘレナ】
…くふっ
【ガ・ジャルグ】
な…なにを言っているのかしら！？
つながるって、どういう意味よ！
【ガ・ジャルグ】
とにかく！
こんな無礼な扱い、耐えられないわ！
私は帰らせてもらうわよ！
ガ・ジャルグはそう言うと、 あっという間にジャングルの奥へと 消えていった
【アルマス】
ちょっと！
私との勝負はどうするのよっ！
【ヘレナ】
逃げられてしまったね…
これは、アルマスの不戦勝…か？
【アルマス】
そんなんじゃ、全然すっきりしない！
勝ち逃げみたいなもんじゃない！
本当に、みんな自分勝手なんだから…
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