277000483 海上編 ストーリー2019年7月 パラディーゾ幻想襲来篇Ⅲ 第9幕「妖精は魔の王を剋する」戦闘後
【アルマス】 フェイルノート! 観念しなさい!
【フェイルノート】 くっ…
【モラベガ】 私達も行くよぉっ! それっ!
【フェイルノート】 ううっ…
【アルマス】 これで…終わり!!
【フェイルノート】 うあぁっ!
アルマスの一撃を受け、 フェイルノートは がっくりと膝を着く
【アルマス】 まだ、やるつもり? …もういいでしょ?
アルマスはフェイルノートに 剣を突きつける
【フェイルノート】 …ふっ この私が… アルマスごときに敗れるとはね…
口ではそう言っているが、 フェイルノートの表情は どこか吹っ切れたように見えた
【アルマス】 なによ… あんまり悔しくなさそうね?
【フェイルノート】 ふふっ… お前達の輝きがここまで増すとは、 私でも予想外だったわ…
そう言ってフェイルノートは笑い、 マスターに視線を向ける
【フェイルノート】 お前はただのか弱き存在で、 あの島の象徴にすぎないと… そう思っていたのだけど…
【フェイルノート】 どうやら認識を 改める必要がありそうね
【フェイルノート】 私にそう思わせたこと、 光栄に思うがいいわ
【アルマス】 ふふふっ わかりにくいだろうけど、 マスターのこと、褒めてるのよ
【フェイルノート】 な、何を戯言を… 私を、少しでも理解したつもりなら それはただの傲慢よ
そうなんだ… と、マスターが照れたその時―
【アルマス】 な…なに、あれ!?
【モラベガ】 アルマス… なんか変な感じがする… 怖いよぉ…
【フェイルノート】 くっ…
アルマス達が戸惑うなか、 フェイルノートは 中央の施設を見つめる
【フェイルノート】 強大な力が集結している… 来るわよ…っ!
その時、建物から大量の異族が現れ、 フェイルノートたちを包囲する
【異族の群れ】 グオオオォォォォォッ―!!
【フェイルノート】 ここには、お前という 神の干渉を遮るバイブスを 持ったマスターと…
【フェイルノート】 そして、この私… 神をも殺せる力を持った ゴッドキラーズが揃っている
【フェイルノート】 それを感知して、 神の使徒が集まっているのよ…
【フェイルノート】 戦って傷を負った私達を 倒すために、ね…
【異族の群れ1】 グギャアア!
【フェイルノート】 ふっ!
【異族の群れ2】 グギャギャギャギャ!
【フェイルノート】 くうっ!
アルマスとの激闘で体力も気力も 失っており、思うように動けず 異族に囲まれてしまう
【アルマス】 フェイルノート! しっかりっ!
【モラベガ】 アルマス! こっちも手一杯だよっ!
フェイルノートと同じく 彼女達も消耗しており、 目の前の敵を制すのが精一杯だった
【アルマス】 このままじゃ…持たないわっ! どうにかしないと…
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