277001201 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第9幕「明証のブラック」戦闘前
歪みの原因を突き止めたという、 ミネルヴァの周囲に全員が集まり、 その言葉に耳を傾けた
【ミネルヴァ】 この空間の歪みは、過去にバイブスの 現出に失敗した際にできた、 結界のヒビだとわかりました
【ミネルヴァ】 その時、バイブスは砕け散って、 大量の異族が島に湧き出したそうです
そういえば、以前にティルフィングが そんなことを言っていたかもしれない と、マスターは思い出す
三国共存が実現する前、 かつてティルフィングを始めとする 7人のキル姫が争いあったと…
ジャングルの地下に眠るバイブス… つまり、マスターを呼び覚ますために 大変な苦労をしたようだった
【ダモクレス】 それで、島にいた子達と その大量の異族はどうなったの?
【ミネルヴァ】 その後、キラープリンセス達は異族を 討伐しながら3つの勢力にわかれ、 覇権を争ったようです
【スイハ】 なぜ争いに発展したのでしょうか? 異族もいるのなら、協力して あたった方がいいでしょうに…
【ミネルヴァ】 その時は結界が 完全ではなかったのです
【ミネルヴァ】 そのため、島にあるマナは 回復が十分に行われず、 かなり減少していました
【ミネルヴァ】 その残り少ないマナを奪い合い、 戦っていたのだと聞いています
【フライシュッツ】 そっかー…今はマスターくんが いるから、マナは足りてるもんねー
【ミネルヴァ】 そのようですね その後、どうにかバイブスの現出に 成功してマスターが島に現れました
【ミネルヴァ】 これによって島内のマナは安定し、 平和な日々が戻るはずでした
【スイハ】 島の結界も完全とはいえませんが それなりに安定したので、 私達も復活できたのですね
【ミネルヴァ】 でも、この歪みが抜け穴になり、 ここから神々は異族を 島内に送り続けているのです
【ラグナロク】 それで、この歪みを 塞ぐ方法は見つかったの?
【ミネルヴァ】 それが… ひとつだけ、その方法が 見つかったのですけれど…
【フライシュッツ】 すごーい! さすがミネルヴァちゃん! これで、もう安心だね〜
【ダモクレス】 ねぇねぇ、それで? その方法っていうのは どんなことをすればいいの?
【ミネルヴァ】 …………
全員がミネルヴァの言葉を 待っているが、ミネルヴァは 暗い顔で黙り込んでしまった
【ダモクレス】 ミネルヴァ…どうしたの? クレス、変なこと聞いたかなぁ?
【スイハ】 大丈夫ですか? どこか具合が悪いのでは…?
【ラグナロク】 ミネルヴァ、 一人で抱え込まないで? 私達は仲間なんだから、ね?
皆の言葉を受け、ミネルヴァは 意を決した表情で顔を上げると、 重い口を開いた
【ミネルヴァ】 ええ、わかりました… その方法は…マスターを…
【ミネルヴァ】 …マスターを バイブスの結晶体に戻し、 結界を張り直すというものです
予想外の言葉に、 ミネルヴァ以外の全員が 驚いて一瞬息を呑む
マスターもあまりに突然のことに 驚き、青ざめた顔で 固まってしまった
我に返ったブラックキラーズは 怒りをあらわにし、 ミネルヴァに反論する
【グリード】 マスターを結晶体に戻す? そんなこと、絶対にさせません!
【ラスト】 グリードの言う通りです、 本気で言っているのですか!?
【ラース】 我々の任務にマスターは不可欠! マスターを結晶体になど…! 断じて認めぬ!
グリード、ラスト、ラースは 結晶体化に断固反対の姿勢を見せ、 マスターを守るように取り囲んだ
【グラトニー】 無理して歪みを塞ぐ必要はないさ 異族なんか、ボクが何度でも 食いつくしてあげるよ
【グラトニー】 ボクが異族もマスターも すべて支配下に置いてみせる、 それなら問題ないだろう?
【エンヴィ】 そんなことを断言できるなんて 羨ましい… でも、その意見に私も賛成です
【エンヴィ】 エンシェントの方々はマスターを 守りたいのだと思っていましたが、 私の勘違いだったようですね
【グラトニー】 マスター、安心したまえ、 ボクが…いや、ボク達がキミを守るよ 異族からも、彼女達からも
【ミネルヴァ】 …………
思いつめた表情でマスターを見る ミネルヴァに、マスターは声をかける
ミネルヴァのせいじゃない、と なんとか口に出すが、動揺のあまり 声が震えているのが自分でもわかった
それでも努めて平静を装い、 自分がするべきことはわかっている つもりだ、と話を続けた
【ミネルヴァ】 っ…!
ミネルヴァはマスターの言葉を聞き、 再びうつむいて黙り込んだ
そんな彼女を見て、 マスターは小さく自分の 意見を告げた
選択肢:
- 君達の意志に任せたい → select_label_01へ
- それが島のためになるのなら… → select_label_02へ
- 話し合いでどうにかならないかな? → select_label_03へ
そんな彼女を見て、 マスターは小さく自分の 意見を告げた
select_label_01:
そう伝えた途端、 声を荒げたのはラースだった → select_label_endへ
【ラース】 そなたは、己の意志がないのか!? 結晶体になることが、 どういうことか分かるであろう!?
select_label_02:
そう伝えた途端、 声を上げたのはエンヴィだった → select_label_endへ
【エンヴィ】 そう思えるマスターのことは 羨ましくもなにもありません
select_label_03:
そう伝えた途端、 ため息をついたのは グラトニーだった → select_label_endへ
【グラトニー】 はあ… もうそんな段階はとっくの昔に 過ぎているのさ
select_label_end:
【グリード】 マスター…あなたが 何を考えているか分かりませんが… おとなしく私達に従いなさい
その時、空間の歪みに動きがあった さっきよりもはるかに大きなうねりと ともに、巨大異族が現れる
【巨大異族】 グルウウウウウウウウウ…!
【グリード】 これは!? あの時と同じ巨大異族!
【異族の群れ】 グギャギャ!
【ラグナロク】 くっ! 異族の大群まで!?
【グラトニー】 いい機会じゃないか! いま言ったことを ここで証明してみせるよ!
【エンヴィ】 グラトニー、私もいきます!
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