277001211 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第10幕「分裂のエンシェント」戦闘前
ブラックキラーズは全員が マスターの結晶体化には反対と 意思を表明した
【グリード】 私達の意思は決まっています、 そして議論の余地はありません
【グリード】 ですが、あなた達の意見は 聞いておきます
【グリード】 あなた達は どうするつもりなのですか?
【ダモクレス】 クレスはね、マスターが 結晶体になっても愛してるよ! 愛があれば問題ない!
【ラグナロク】 結界を完全なものにしなければ、 今後も神々の干渉を受け続けて、 島を危険にさらすことになる
ラグナロクはそう言うと、 唇をぐっと噛み締め、 絞り出すように言葉を続けた
【ラグナロク】 私達は、この島を守らなければ ならないの…
ダモクレスとラグナロクは、 結晶体化に積極的な姿勢を見せる
【ミネルヴァ】 無責任に聞こえるかもしれませんが、 私自身もこの解決策が 最善であるという確信はないのです
【ミネルヴァ】 ほかの方法を探して調査を続けます、 ですので、ここで答えを出すことは できません
【スイハ】 …………
【スイハ】 マスターを結晶体にするのも、 島が危険にさらされるのも嫌です… ああ、どうすればいいの!?
スイハは沈黙を守り、ミネルヴァは ほかの解決策を探すと言う 反対派に近い保留派となるだろう
【フライシュッツ】 おねーちゃんは断固反対! マスターくんを結晶体にするなんて 絶対にダメなんだから!
フライシュッツはそういうと、 ラグナロクとマスターの間に 手を広げて立ちふさがる
【ダモクレス】 どんな姿になっても、 クレスたちの マスターに対する愛は変わらないよ!
【フライシュッツ】 それでも、このマスターくんは いなくなっちゃうんだよ? それは、本当に正しいことなの?
【フライシュッツ】 スイハちゃんだって、 マスターくんがいなくなったら イヤだよね?
【スイハ】 私には… マスターも使命も大事です、 どちらかを選ぶなんて…
【フライシュッツ】 うぅ…ミネルヴァちゃんなら 他の方法を見つけてくれるもん! そうだよね、ミネルヴァちゃん?
【ミネルヴァ】 フライシュッツ… 全力を尽くすつもりですが、 約束はできません…
ミネルヴァは辛そうな表情で そう言うと、フライシュッツの視線を 避けるように足元に視線を落とす
【フライシュッツ】 そんなぁ… マスターくんが結晶体になるなんて そんなのやだよぉ〜!
マスターはフライシュッツを 慰めようとするが、 グリード達に阻まれてしまった
暗く、重い空気が漂う エンシェントキラーズの間に、 フライシュッツの泣き声が響く
【ラグナロク】 フライシュッツ! わがままを言わないで! 私達の使命はわかっているでしょ?
たまりかねたラグナロクが 強い口調で叱りつけると、 フライシュッツも強気で反発する
【フライシュッツ】 なによ〜! ラグナロクちゃんのわからずや! おねーちゃん、怒ったんだから!
【ラグナロク】 そこまで言うのなら、 決闘で私の意思を受け止めなさい! いくわよ、フライシュッツ!
【フライシュッツ】 あたしだって負けないんだから!
力ずくで意見を押し付けるなど、 ラグナロクらしくない
彼女もかなり動揺しているのだと マスターにもわかった
【スイハ】 待ってください!
【スイハ】 実力行使で意見を変えさせる やり方には賛同できません! 私はフライシュッツを援護します!
【ダモクレス】 じゃあ、クレスは ラグナロクを援護する! いいでしょ?
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