277001291 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅲ 第8幕「信愛のブラック」戦闘前
ブラックキラーズが去ったあと、 エンシェント達は、異族退治に 追われていた
【異族】 グギャギャギャ!
【ラグナロク】 マスターはいないのに、 どうして異族が…?
【ネス】 先ほどから、マスターの持つ バイブスの力が増大しています、 それが異族を引き寄せているのでは…
【ラグナロク】 つまり、 これだけの異族が通れるほど 歪みは広がっているということね
【異族】 グギャアア!
【エルキュール】 マスターが心配です! 私達も早く後を追いましょう!
【ミネルヴァ】 …………
【異族】 グギャギャ!
【ミネルヴァ】 きゃぁっ!
マスターのことに気を取られ、 ぼんやりしているミネルヴァに 背後から異族が襲いかかる
【グラーシーザ】 ミネルヴァ、危ない! せいっ!
【異族】 グゥ…
【グラーシーザ】 ミネルヴァ、ぼさっとするな! おちこむのは後だ! 今は、できることをしよう!
ミネルヴァはグラーシーザの言葉に ハッと顔を上げ、大きくうなずいた
【ミネルヴァ】 グラーシーザ… そうですね、 落ち込むのは後にします!
エンシェントキラーズの猛攻により、 異族の群れは次々に討伐され、 最後の異族も倒されようとしている
【異族】 グアア…!
【エルキュール】 さぁ! マスターのもとへ向かいましょう!
エンシェント達が マスターに向けて 移動を始めた頃―
ブラック達は プールから密林に移動していた
【スロウス】 …なんで移動するの?
【グリード】 エンシェントの追跡を避けるためです 少しは時間稼ぎになるでしょう
【グリード】 それで、マスター? お話と言うのは?
マスターは、エンシェントと協力して 一緒に解決策を探すよう、 彼女達の説得を試みるが…
【グリード】 またその話ですか? 何度でも答えは同じです、 協力する気はありません
他のキル姫達もグリード同様、 協力する気はないという
自分だけで説得するのは難しいと 実感したマスターは、なんとか エンシェントに合流したいと考えた
ブラック達の話し合いが再開されると 議論が白熱した頃合いを見計らい、 マスターはそっとその場を離れる
そしてわずかな隙をつき、 ブラック達の目を盗んで 逃げ出すことに成功した
【ラスト】 マスター!?
ビーチを目指して森を進む マスターだが、その背後から 聞き慣れたあの声が聞こえてきた
【異族の群れ】 グギャギャ!
マスターは逃げようと必死に 走るが、あっという間に異族に 回り込まれてしまう
【異族の群れ】 グギャギャギャアア!
ここで諦めるわけにはいかない、と マスターは地面に落ちていた 木の棒を拾って構える
【ラスト】 マスター、頭を下げなさい!
【異族の群れ】 グギャ!
【プライド】 へ〜い! 逃がさないデース!
【異族の群れ】 ググギャ!
【ラスト】 マスターを保護します! グラトニーとエンヴィも こちらへ!
【グラトニー】 マスター、ボクの後ろに!
ラスト達はマスターを囲み、 異族の群れを押し返す
【エンヴィ】 あの、群れの後ろに… なにか大きなものが…!
群れの後方から、巨大異族が ゆっくりと姿を見せる
【グリード】 あれは私が! あなた達はマスターを!
【スロウス】 私も行く…!
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