277006041 海上編 ストーリー2021年7月 サマーメモリー・プレッジ篇Ⅱ 第1幕「誓詞印紙を求めて」戦闘前
青い海に浮かぶ常夏の島、 ラグーナ島
その島ではキル姫達が 外敵から島を守る使命を持ち 日々戦い続ける
マスターとティルフィングが 島の見回りをしている中、 ふと、ある話題があがる
それはマスターとキル姫が結ぶ 特別な契約という話だった
その契約を結んでみたいという ティルフィングに、マスターは やってみようと言う
さっそく、特別な契約のことに ついて情報集めを開始する
すると、アルマスから 最近、ティファレトが何か 特別な契約をしたと聞く
ティファレトを見つけるため 島の中を探し回るマスター達
そして、ようやく ティファレトを見つける
マスターはティファレトに 特別な契約について 聞いてみたのだが――
【ティファレト】 結果から申し上げますと 私が結んだ契約は 主様の言う、契約とは違います
【ティファレト】 似て非なるもの、と言った方が 正しいでしょうか
【ティファレト】 私が結んだ契約は 神とのものです
【ティファレト】 その契約をマスターと 結ぶような形にすることは できるかもしれません
【ティルフィング】 本当ですか!?
【ティファレト】 断言はできませんが おそらくは…
【アルマス】 ティファレトにしては 珍しく、濁した言い方を するわね
【ティファレト】 ええ 元々はフェイルノートが 見つけてきた方法ですから
【アルマス】 フェイルノートが?
【ティファレト】 はい 見つけた方法で成功するか やってみてほしいと
【アルマス】 まったく なに、人を実験台にしてるのよ
【ティルフィング】 それでは、詳しいことは フェイルノートさんに 聞いた方がいいということですか?
【ティファレト】 どちらにしても、 契約に必要な『誓詞印紙』が 手元にありませんから
【ティルフィング】 『誓詞印紙』…ですか?
【ティファレト】 契約を結ぶ者同士の 誓いの言葉を記す 誓約書のようなものです
【アルマス】 どちらにしても、 フェイルノートに会うのは 絶・必須ね
【ティルフィング】 フェイルノートさんは 今、どこにいるか わかりますか?
【ティファレト】 まだ、移動していなければ 孤島にいるはずです
【アルマス】 ああ、あの離れ小島ね ありがとう、ティファレト じゃあ、行きましょ
【ティファレト】 フェイルノートに よろしくお伝えください
マスター達はティファレトに お礼を言って その場を去るのだった
【アルマス】 さてと、離れ小島に行くには どうしたらいいのかしら
【ティルフィング】 船を使いましょう 確か、浜辺に小舟が置いてあった はずです
【アルマス】 ああ、あの古いやつね …まだ使えるかしら
マスター達が船を探して 浜辺を見渡していると…
【盤古】 アルマス
【アルマス】 え? ああ、盤古じゃない 浜辺にいるなんて、珍しいわね
【アルマス】 いつも人が多いところは 嫌がるのに
【盤古】 …グランテピエを 見なかったか?
【盤古】 逸れてしまったのだ
【アルマス】 あー 絶・忘れてた
【アルマス】 私も、お姉ちゃんを 探してたんだったわ
【ティルフィング】 途中からティファレトさんを 探すのに夢中に なってしまいましたからね
【アルマス】 ねえ、盤古 一緒に来ない? 私もお姉ちゃんを探してたのよ
【アルマス】 …あれ? なんで探してたんだっけ?
【ティルフィング】 確か、カシウスさんの 契約を手伝うとか 言ってましたよね?
【アルマス】 ああ、そうだったわね もしかしたら、もう、 契約は終わらせちゃったかも
【盤古】 ……
【アルマス】 そんな悲しそうな顔しないの! ちゃんと探してあげるから 一緒に行きましょ
【盤古】 うむ、わかった
【アルマス】 あ、そうだ 盤古、この辺で船見なかった? 古いのなんだけど
【盤古】 船? …あれのことか?
盤古が指を刺した先には…
【異族】 ギィイイイイ
【アルマス】 いや、あれは船じゃなくて 異族だから
【ティルフィング】 待ってください! 異族達が進む先に――
【アルマス】 あー、船! 絶・ヤバいわ!
【アルマス】 このままだと 異族に壊されちゃうかも
【ティルフィング】 行きましょう!
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