277006091 海上編 ストーリー2021年7月 サマーメモリー・プレッジ篇Ⅲ 第3幕「隠された宝」戦闘前
【盤古】 え? うん…うん、そうだな、リク… ここが一番、脆そうだ…
【フェイルノート】 お前様… あの子、1人で喋っているけど 大丈夫なの?
小人と話してるだけで 独り言じゃないから大丈夫だよ と、マスター
【フェイルノート】 そ、そう…
【アルマス】 そうよ、心配ないって 盤古って本当はすごいんだから!
【イージス】 む! そろそろ始めるようだぞ
盤古は調査を終えたらしく、 岩に向かって斧を構える
【盤古】 えいっ…
盤古が斧を軽く振り下ろすと 岩はさっくりと2つに割れ、 洞窟の入り口が現れた
【盤古】 えっ…
【ティルフィング】 わぁ! 一発で計算通りに決めるなんて、 すごいですね、盤古さん!
【アルマス】 盤古、やったわね! やるじゃない!
【盤古】 ん… ふふ…ま、まぁな… これぐらい…なんでもない
【フェイルノート】 計算通り…ねぇ まぁ偶然だとしても、 たいしたものね
【アルマス】 偶然じゃないわよ! 盤古はちゃんと計算して…
アルマスがそう言うと、 盤古は視線を泳がせながら マスターの後ろに隠れる
【アルマス】 え? ちょっと待って! まさか、本当にただの偶然だったの?
【盤古】 …目的は、達成したから… 問題、ない
【フェイルノート】 そうよ、洞窟に入れれば問題ないわ 無駄話はこれぐらいにして、 さっさと中に入りましょう
フェイルノートはそう言うと 1人で先に洞窟に入ってしまった マスターもその後を追いかける
【イージス】 洞窟の内部は危険かもしれないな… 隊長を守るため、私も行くぞ!
イージスもマスターの後を 追いかけて洞窟に入って行った
少しして、洞窟内から 慌ただしい声が聞こえる
【イージス】 うわ! 足元が滑るな……
【イージス】 ぐえっ
【フェイルノート】 きゃあああああっ! ちょっと! 水着、掴まないで!
【ティルフィング】 ……
【アルマス】 心配だから、私も行くわ…
【ティルフィング】 は、はい、気をつけてください 私は盤古さんと外で待機していますが 何かあれば呼んでくださいね
【フェイルノート】 …一体どこにあるのよ
フェイルノートは洞窟のなかで キョロキョロと周囲を見回している
マスターとイージス、 アルマスも遅れてやってきた
【アルマス】 まだ見つかってないみたいね… フェイルノート、私達も手伝うわ!
どんなものを探せばいいのかな? と、マスターもフェイルノートに 声をかける
【フェイルノート】 私も実物は見たことはないの だから説明は難しいのだけど…
【フェイルノート】 持ち歩ける程度の大きさで、 お前達が見たこともない機械を 探してくれるかしら?
【アルマス】 …よくわからないけど とにかく機械を探せばいいのね! マスター、イージス!やるわよ!
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