277006093 海上編 ストーリー2021年7月 サマーメモリー・プレッジ篇Ⅲ 第3幕「隠された宝」戦闘後
手分けして探しているうちに、 マスターは洞窟の奥で 光る何かを発見した
それは鏡にも見える板状の人工物で、 近くにはもう一つ同じものがあった 洞窟の微かな光を反射していたらしい
洞窟には似つかわしくないそれを フェイルノートに確認してもらう
【フェイルノート】 これよ! 探していた宝はこれだわ! やるじゃない、お前様!
【アルマス】 それがお宝なの? 価値があるものには見えないけど…
【フェイルノート】 何も知らなければ そうかもしれないけど 金銀財宝よりもはるかに有用よ
【フェイルノート】 これは離れた場所にいる相手と 簡単にやりとりが行える機械で、 デバイス…というものらしいわ
【アルマス】 ふーん… 話がしたいなら会いに行けばいいのよ その方が早いでしょ?
【フェイルノート】 ふん…仕方ないわね お前にもわかるように デバイスの価値を説明してあげる
【フェイルノート】 お前がマスターと話をしたくなったら 島を探し回るしか方法はないわよね? でもこのデバイスがあれば…
【フェイルノート】 思い立ったその時その場所で、 誰にも邪魔されることなく マスターとやりとりできるのよ
【アルマス】 ええっ!? もうビーチからプール、プールから ジャングルまで走らなくていいの?
【ティルフィング】 それでは、 もう炎天下の中を走り回って熱中症に なりかけたりしなくていいんですね!
みんなにそんな苦労をさせてたなんて 知らなかった、ごめんね… と、マスターは自分の行動を反省する
【ティルフィング】 ち、違うんです! マスターが悪いわけじゃ…
【アルマス】 よく考えたら、マスターが行き先を 書いておけばいいんじゃない?
【フェイルノート】 バカねぇ… 誰でもわかる状態では 先を越されてしまうでしょう?
【フェイルノート】 デバイスなら2人だけで会話できるの つまりは労せずにマスターを 独り占めにできるというわけね!
【盤古】 そなたは、マスターを… 独り占め…したいのか?
【フェイルノート】 た、例えばの話よ! とにかく便利な道具だということが アルマスでもわかったでしょ!
【アルマス】 え? ええ、まあね
【イージス】 で、どうやって使うんだ? 今はただの板に見えるが…
【フェイルノート】 ふふっ… お前達は歴史の証人となるのよ 刮目なさい!
【フェイルノート】 ここを押せば起動するはず… さあ、いくわよ!
全員が見守る中、 フェイルノートは意気揚々と デバイスのスイッチを押した
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