290103001 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第1章 エデンクライシス-始動- 第3話 理想に殉じる者達よ-1
アスクレピオスに導かれ、 カレットの町を訪れたアルマス達は アルテミスと遭遇する
高貴な魂のみを求める彼女は享楽的な 生き方をするキル姫達と衝突していた
戦いの最中、 姉アルテミスに弓を引けない アポロン
そんな彼女を気遣う様子のない 部隊長のキル姫、ケラウノス
幾つかの問題を抱える中、 アルマス達はギルドマスター 大奏官デオン・デュカキスと対面する
彼はギルドの仲間達を守るため 共闘を申し出た
アルテミス討伐部隊が編成されるが アポロンは部隊から外され、 フェルカの町へと出陣を命じられる
アポロンの代わりにアルテミスと 対峙したアルマス達は彼女を 追い詰めるが…
フライクーゲルの襲来により 形勢は逆転する
デオンがアルテミスに命を狙われる中 密かにアポロンはアルテミスを 射程内に入れていた
マスターのため、姉に狙いを定める アポロン しかし、彼女は矢を放てなかった
そんなアポロンにケラウノスが 声を掛ける
カレットでの戦いは一区切りついた しかし、そこに凶報がもたらされる
フェルカの町に向かった連合軍が 壊滅させられたというのだ
しかも、敵の中には インテグラルキラーズでない キル姫もいるという――
天上世界崩壊まで、 残り――
【アルマス】 ヴァジュラとブラフマーストラが パラシュの味方してるって、 どういうことよ!?
【ラグナロク】 彼女達のマスターがパラシュ側に ついたということ?
【ブリューナク】 否定する 二人を指揮する奏官は 確認できなかった
【ケラウノス】 ってことは、自分の意志で パラシュの仲間になったって ことかな~?
【デオン】 で、あるか
【ケラウノス】 マスター、どうする?
【デオン】 此度の敗戦は余の責任である 数を頼めば圧倒できると考えた 浅慮を恥じるのである
【デオン】 かくなるうえは、全力を持って パラシュと雌雄を決するのである!
【デオン】 ケラウノス、討伐部隊を新たに 編成するのである! 余も陣頭に立つのである!
【アスクレピオス】 待ちなさい! マスターは重傷なのよ! 出陣なんて許さないわ
【デオン】 マスターが出ずしてキル姫の本領は 発揮できぬのである 傷なら戦場で癒すのである
【アスクレピオス】 あぁ…頭痛くなるわ…
【ケラウノス】 ま~、私が上手いことやっとくから マスターはギルドの奏官達と ゆっくり進軍してきてよ
【ケラウノス】 ラグナロク達も 手伝ってくれるよね~?
【アルマス】 調子良いわねっ 絶・腹立つ…!
【ラグナロク】 ユグドラシルに急ぐべきでは あるけれど…
【ラグナロク】 ここで私達だけ先に行くのは 不義理よ
【アルマス】 それは分かってるわよっ…
【ケラウノス】 決まりだね~♪ 私達と一緒に先陣を切ろう!
【アポロン】 ボクも! ボクも行くよ! 絶対!
【ケラウノス】 元々、君はフェルカの町に向かう はずだったよね~
【アポロン】 うっさいなー… パラシュなんかボクの弓で一撃だよ!
【アスクレピオス】 それじゃ皆、先陣はお願いね 私はこのバカの傷が癒えてから ギルドの奏官達と一緒に向かうわ
【デオン】 で、あるか… ラグナロク殿、よろしく頼むのである
【ラグナロク】 デュカキス大奏官、 無理しないでね
【アルマス】 さあ、フェルカの町に行きましょ! 絶・気合い入れるわよっ
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