290104007 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第2章 エデンクライシス-覚醒- 第１話 風雲！マサムネ城-7
【ラグナロク】
アルマス！
【アルマス】 ああ、ラグナロク… 私、勝ったの？
【ラグナロク】
そんなことより、さっき…
【アルマス】 ダーインスレイヴの一撃を受けた 後のことが…ぼんやりしてるのよ 何があったの？
【ラグナロク】
意識が飛んでいた…？
【ラグナロク】
あなた、一瞬だけど
インテグラルキラーズに
戻りかけていたのよ
【アルマス】 それって…バイブスの力が 弱まったってこと…！？
【ラグナロク】
私にもよく分からないけれど…
【ダーインスレイヴ】
良い試合だったな、アルマス
【アルマス】 ダーインスレイヴ… 何で降参したの？ あなたはまだやれたはず…
【ダーインスレイヴ】
そうだな…
確かにわたしはまだ戦えた
だが…
【ダーインスレイヴ】
あのまま続けていれば、
恐らく死者が出たであろう
【アルマス】 なっ…！？
【ダーインスレイヴ】
おぬし…ワケありのようだな
【ダーインスレイヴ】
おまけに、そちらにいるのは
ラグナロクだ
何が起きている？
【ラグナロク】
…場所を変えましょう
少し長くなるわ
【ダーインスレイヴ】
いいとも
おっと、その前にわたしのマスターと
合流させてくれ
【ハリー】 ダーイン！ 怪我はないっ…？
【ダモクレス】
すごい戦いだったね～！
クレスもやりたかったな～
【ダーインスレイヴ】
おや？
ひょっとして、すでに
知り合いなのかな
【ネス】
観戦席が近かったんです
先程の試合、最後に失礼を
致しました…
【ダーインスレイヴ】
ふふっ、聡明な子猫ちゃんだ
気にすることはない
理由を聞かせてもらえるならね
【ネス】
こ、子猫ちゃんっ…
【ダーインスレイヴ】
なるほど…
それでユグドラシルを目指している
というわけだ
【ラグナロク】
本当なら武闘大会に参加している
場合ではないのだけれど…
【ダーインスレイヴ】
マサムネが町を支配している限り、
出ることは難しいだろう
【ダーインスレイヴ】
しかし奇遇だね
わたし達もユグドラシルを
目指しているんだ
【ラグナロク】
あなたもユグドラシルに？
何の用があるの？
【ダーインスレイヴ】
用事があるのはハリーの方だよ
わたしは同行者だ
【ハリー】 あの…その…
【ラグナロク】
今、ユグドラシルはインテグラル
キラーズの手にあるの
【ラグナロク】
マスターとはいえ、あなたのような
子どもが行くのは危険よ
【ハリー】 でも、 僕は行かないといけないんです…
【ラグナロク】
理由を聞かせて
【ハリー】 それは…
【フライシュッツ】
あ～！
こんなところにいた～っ
【フライシュッツ】
ラグナロクちゃん、
はぐだよ、はぐ～♪
【ラグナロク】
フライシュッツにスイハ…
怪我は、もういいの？
【スイハ】
大丈夫です
それより、すみません…
負けてしまいました…
【ダモクレス】
うんうん
そういうときもあるよ！
愛さえあれば問題ない！
【ダモクレス】
それにアルマスが勝ったから
きっと仇を取ってくれるよ！
【スイハ】
あ…それは…
【スイハ】
アルマスには頑張ってもらいたいけど
頑張ってって言ったらプレッシャーに
なるかな…
【ネス】
皆さん、そろそろ第三試合が
始まりますよ
席に戻りましょう
【ダーインスレイヴ】
せっかくだ
わたしも一緒に観戦させてもらおう
さあ行くよ、ハリー
【ハリー】 うん ダーイン
【アルマス】 …………
【ラグナロク】
アルマス、調子はどう？
【アルマス】 もう何ともないわ 気にしてたって仕方ない！ 切り替えていきましょっ
【ラグナロク】
そうね…
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