290104010 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第2章 エデンクライシス-覚醒- 第１話 風雲！マサムネ城-10
【司会】 これで本日の試合は全て終了 致しました！
【司会】 明日、準決勝と決勝を行います！ 紳士淑女の皆様、是非、ご観戦に いらして下さい！
【司会】 それでは、また明日！ 司会及び実況は…
【司会】 臨場感・イズ・命！ クルーン・アルルカンでした
【ダモクレス】
明日が楽しみだな～♪
アルマス、頑張ってね！
【アルマス】 あ…うん そうね…
【ラグナロク】
アルマス、少しいい？
【アルマス】 何…？
【ダーインスレイヴ】
さて、子猫ちゃん達を宿まで
エスコートしようじゃないか
なあ、ハリー？
【ハリー】 えっ… そ、そうだねっ 行こうか、ダーイン
【ネス】
いえ、お気遣いなく
私達はラグナロクと一緒に――
【ダーインスレイヴ】
夜道を一人で歩かせるわけには
いかないな
さあ、姫様方
【フライシュッツ】
待って～
ラグナロクちゃんとアルマスちゃんが
置いてけぼりになっちゃう～…
【ラグナロク】
ダーインスレイヴが気を遣って
くれたようね
【アルマス】 …………何を言いたいのかは だいたい予想できてる 試合のことよね？
【ラグナロク】
あのとき、あなたの姿が一瞬だけど
インテグラルキラーズの姿に
戻ったの
【ラグナロク】
バイブスで抑えられていたはずなのに
それが揺らいだ…
【アルマス】 でも、適合するキル姫が増えるほど 私の中のバイブスは安定するはずよね どうなってるの？
【ラグナロク】
そう…
そこが気になってる
【ラグナロク】
意識を失ったって言っていたけれど
その直前まで何を考えていたの？
【アルマス】 何って… 絶・勝ちたいって思ってたわ ただ、ダーインスレイヴの一撃で…
【アルマス】 絶・最悪…って思ったとき、 どこか遠くから声がして… そう！声がしたのよっ
【アルマス】 「変わらぬ思い」… 「咲き誇れ」… そんな台詞だったと思う…
【アルマス】 その声が聞こえたところで、 意識が飛んだの
【アルマス】 …インテグラルキラーズだったときの 記憶が、一瞬だけバイブスを凌駕した ってこと？
【ラグナロク】
危機的状況で普段より強い力を
発揮することはあるけれど…
【ラグナロク】
明日、もし蜻蛉切との試合中にも
同じことが起きたら…
【アルマス】 どうなるか…分からないわね…
【蜻蛉切】
あら？
そこにいるのはラグナロクと
アルマスね
【ラグナロク】
蜻蛉切…
【蜻蛉切】
ダーインスレイヴを退けるなんて
そなた、見込みがありそうね
明日は良い試合にしましょう
【アルマス】 そうね よろしく
【蜻蛉切】
なぁに？
覇気がないわねっ
そんなことでは私に――
【蜻蛉切】
えっ…あれっ…？
【アルマス】 どうしたの？
【蜻蛉切】
な…何でもないわよっ
別に、そなたを見て急に胸が
高鳴ったりとか…
【蜻蛉切】
そんなこと、
全然ないんだからね！
【アルマス】 胸が高鳴る？
【ラグナロク】
蜻蛉切、それって――
【蜻蛉切】
何でもないわよ！
明日、首を洗って待ってなさい！
勝つのは私よっ
【アルマス】 何だったの、今の？
【ラグナロク】
恐らく蜻蛉切は…
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