290401053 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第4章 世界樹の子-インベイジョン- 第１話 ユグドラシルへ‐5 戦闘後
【カミト】 やっと帰ってこれた…
【カミト】 あ！ 屋台が… 潰れてる…
【カミト】 オジサン、無事かな…？
【グリモワール】
感傷に浸ってばかりはいられないわよ
ほら、急いで！
【アスカロン】
何だか…人気がありませんね…
【カミト】 兄貴っ！
【カミト】 …誰もいない
【グリモワール】
書き置きとかも残されてないわね
ワタシ達が出かけた後、
誰も立ち寄ってないのよ
【アスカロン】
フォルカスもヴァングさん達も
帰ってきてないんですね…
【カミト】 …………
【マサムネ】
だからって死んだとは限らないだろ
気を落とすな
【カミト】 あ、ありがとう…
【マサムネ】
それより、先は長いぞ
装備を整え直したらどうだ？
俺は少し休ませてもらう
【カミト】 そうだね アスカロン、グリモワール、 今日はここで寝よう
【グリモワール】
いいわ
それならちょっと左腕を見せなさい
【アスカロン】
私は料理をしますね！
何か元気が出るものを作りますっ
【アスカロン】
あ！
ヨーグルト、まだ残ってたかな
【カミト】 …………
【マサムネ】
眠れないのか？
【カミト】 あ、マサムネ… 色々、考えちゃって…
【マサムネ】
ヴァングというのは、
あんたの兄なのか？
【カミト】 本当の兄弟じゃないよ でも、ずっと面倒見てくれてる 頼れる人なんだ
【カミト】 本当は「兄貴」って呼ぶの 恥ずかしいんだけど、 そう呼ばないと怒るから…
【マサムネ】
そうか
ヴァングも奏官なんだよな？
【カミト】 うん シユウを連れてる
【マサムネ】
だったら大丈夫だろ
あんたが頼りにしてる男なら
きっとしぶとく生き延びてるぜ
【マサムネ】
「兄貴」っていうのは
そういうものだ
弟や…妹のためなら…
【カミト】 マサムネ？
【マサムネ】
ああ、いや
…あんた、ムラマサってキル姫に
会ったことはあるか？
【カミト】 この前、会ったよ 武士っぽい雰囲気の女の子だった
【マサムネ】
そうか…
マサムネには、会ったか？
【カミト】 キル姫のマサムネには 会ったことないなぁ…
【カミト】 同じキラーズを持ってるってことは 何か繋がりがあったりするの？
【マサムネ】
…いや、そうとは限らないだろ
関係あるときもあるんだろうが
【カミト】 そうなんだ
【マサムネ】
さてと
俺はそろそろ寝る
あんたも早く寝ろよ
【カミト】 うん ありがとう…
【カミト】 そうだよ きっと兄貴もシユウも生きてる
【カミト】 フォルカスにだって、 また会えるよ
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