290501040 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第5章 マスターの信念―ブレイブ― 第1話 中心部防衛戦-4
【ヒョウハ】 雲をも焼き尽くす、焔の一撃!
【ピナーカ】 全開でいくぜ!
【ヒョウハ】 ははっ! あんた、やるじゃないか!
【ピナーカ】 アンタも良い攻撃だぜ! 心の声がビシビシ伝わってくる
【シユウ】 うがあああぁぁ! シユウもいるぞ!!
【ヒョウハ】 おっと あんたの斧も迷いがなくて 清々しいな!
【ヒョウハ】 あたしも超爆・燃え上がるぞぉぉ!!
【カミト】 ものすごい矢の撃ち合いに シユウの強烈な一撃…
【カミト】 こっちの方が有利なはずなのに… 何でヒョウハはあんなに余裕が あるんだ…?
【ヴァング】 ちっ シユウの威圧感をものともしねえとは 相当な手練れだな
【ヴァング】 シユウ! もっとガンガンいけ! 押してダメなら押し通せやぁ!
【シユウ】 うがあああぁぁ! こうていのおとおりだ!
【ヒョウハ】 ったぁ…! あんた、最高だな!
【カミト】 シユウの攻撃を受けても 全然、退く気配がない…
【カミト】 このままだと…まずい気がする…
【カミト】 姿が見当たらないフォルカスの ことも気になるし…
【グリモワール】 マスター! アスカロンの応急処置は終わったわ
【カミト】 あ、ありがとうグリモワール…
【グリモワール】 ワタシもシユウ達に加勢するわ! この怒り…もう我慢できない
【カミト】 待って、グリモワール お願いがあるんだっ
【グリモワール】 何よ、藪から棒に
【カミト】 兄貴もシユウも押してばかりで… でも、それじゃダメな気がする
【カミト】 だから…
【グリモワール】 ふぅん… 戦況を冷静に見ることもできる ようになったようね
【グリモワール】 この怒り、今は抑えてあげる 何をすればいいの?
【カミト】 うん… さっき化け物達がやったみたいに…
【ヒョウハ】 そこだぁ!
【ピナーカ】 ぐあっ…
【シユウ】 ううっ… はらがへって…ちからがでない…
【ヴァング】 こんなところでエネルギー切れかよ! シユウ、しっかりしやがれ!
【ヴァング】 ああ、くそっ! 何か食い物なかったか!?
【ヒョウハ】 なかなか燃えたぞ! そんじゃ、そろそろあたしの とっておきを――
【ヒョウハ】 うわぁっ! 何だ、どうした!?
【グリモワール】 砕けなさい!
【ヒョウハ】 地面が割れていく!? 落ちてたまるかよっ
【カミト】 今だ! 兄貴、シユウ、ピナーカ! こっちに!
【ヴァング】 ああん? カミト、何やってんだ?
【シユウ】 うがあああぁぁ… シユウは…まだ…
【ピナーカ】 しっかりしろ、シユウ! 仕方ねぇ! ライバル《とも》の窮地だ!
【カミト】 兄貴、早く!
【ヴァング】 冗談じゃねえぞ! 敵を前にして逃げるなんざ、 もう二度と…!
【カミト】 兄貴! …頼むよ
【ヴァング】 …………
【ヴァング】 ちっ 仕方ねぇな…
【ヒョウハ】 …………
【ヒョウハ】 何だよ、逃げちまったのか…
【ヒョウハ】 まあ、いいや! 追っかければいいだけだからな
【ヒョウハ】 バイブスもキラーズも、 あたしが在るべき場所に還して やるよ!
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