30017201 クリスマス_ロンギヌス_ストーリー パーティよりもお祈り
今日は12月24日 クリスマス・イブ─
街はサンタクロースを 心待ちにする子供達や、
甘い時間を過ごす恋人達で 溢れている
マスターの隊の姫達も、 プレゼント交換をしたり、 パーティーをしたりと大盛り上がり
しかし、あの姫の姿が見当たらない 探しに出かけるマスター
ある建物に到着した彼は、 その扉を開いた
【ロンギヌス】 今日という一日が、 素晴らしいものにならんことを…
【ロンギヌス】 すべての生きとし生けるものに、 幸福が訪れんことを…
【ロンギヌス】 地上の苦しみが、流れる涙が、 なくならんことを…
【ロンギヌス】 ただひたすらに、私は… 遥か天に…
【ロンギヌス】 …ひっ!
わき腹をつつかれた彼女が 小さな悲鳴をあげる
【ロンギヌス】 あ、マスター
【ロンギヌス】 ど、どうして、ここへ?
【ロンギヌス】 あ…はい、 祈りを捧げていました
今日はクリスマス・イブだよ みんなとパーティーしないの? マスターが尋ねる
【ロンギヌス】 そうしたい気持ちは山々ですが…
浮かない表情を見せる彼女
【ロンギヌス】 私は…ここで祈りを捧げます
【ロンギヌス】 そうでもしなければ… 申し訳ない気がして…
沈んだ目には、 なにか理由がありそうだった
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