Phantom of the Kill

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30083204 グングニルストーリー 『粉骨★砕身』

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あれから数日後─

300831.png 【グングニル】 ならんぞ! 箸の持ち方はそうではない!

300831.png 【グングニル】 口に食べ物を入れたまま しゃべらない!!

300831.png 【グングニル】 音を立てて食べない! 貧乏ゆすりしない!! なにをしているのだ~っ!?

彼女の怒号が飛び交う

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彼女の怒号が飛び交う

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300831.png 【グングニル】 我は悟ったのだ、マスター

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300831.png 【グングニル】 そう思われるのも致し方ない

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300831.png 【グングニル】 これは…必要なことなのだ

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300831.png 【グングニル】 良いか、マスター? 「優しい」と… 「甘やかす」は違うのだ

300831.png 【グングニル】 嫌われようが構わない それで、そなたの助けになるのなら… それはきっと…そなたの希望になる

とほほ…と嘆いてみせるマスター だが、彼は知っていた

300831.png 【グングニル】 !! な…なにを!?

いきなり彼女の手を掴むマスター 彼女が顔を赤く染める

300831.png 【グングニル】 あの日以来…我が 自分にも一層厳しくなった…と?

手の平の無数のマメが、 それを物語っていた

300831.png 【グングニル】 槍の特訓…? そ、そんなのではない!

300831.png 【グングニル】 これは…バドミントンだ! あれ以来、気に入って 毎日遊んでおるだけだ!!

照れて振りほどいた手が、 テーブルにぶつかった

300831.png 【グングニル】 !! スープが…!

落ちるスープの器…だが、 パシッ! 彼女は焦ることなく受け止めた

300831.png 【グングニル】 …やれやれ 何でもお見通しなんだな

300831.png 【グングニル】 その通り… 連日の特訓の甲斐あって… 今のスキルを身につけた

300831.png 【グングニル】 新技『粉骨★砕身』だ

300831.png 【グングニル】 人に厳しくするのなら… 己にも厳しくないとな

300831.png 【グングニル】 己に厳しい人は… 人にうんと優しくできるから

300831.png 【グングニル】 それを教えてくれたのは…

300831.png 【グングニル】 そなただ、マスター

300831.png 【グングニル】 我は…これからもそなたを…

潤んだ瞳で見つめる彼女

300831.png 【グングニル】 い、いや…何でもない! よし!じゃあ、街へでも行くか!

300831.png 【グングニル】 お…お礼だ! 何か望むものを プレゼントしてやるから!

厳しいかと思えば優しい… それは「アメとムチ」、 もしくは「ツンデレ」というのだが…

彼女がその言葉を知っているかは また別の話だ

300831.png 【グングニル】 これからも… よろしくな、マスター

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