30151302 佐倉杏子ストーリー 不戦の理由
数日後─
【佐倉杏子】 …ちっ またアンタか…
木の上で一人佇んでいた彼女 遠くをぼーっと眺めていたようだ
【佐倉杏子】 別にいいだろ… アタシがなにしてようが
【佐倉杏子】 …しっかし…
【佐倉杏子】 魔女だ、魔獣だ、ナイトメアだ… こっちじゃ“異族”だっけ…? どこに行ってもおんなじだね…
【佐倉杏子】 ほんと… どうしようもない世界だね…
【佐倉杏子】 …………
遠くを見つめるその瞳には、 なにが映っているのだろうか
そんなことを考えていると、 彼女が口を開き始めた
【佐倉杏子】 …家族のため… …友達のために… 戦ったこともあるけどさ
【佐倉杏子】 その先には… 不幸と絶望しかなかった
【佐倉杏子】 誰かのために戦っても、 そうなっちまうんだ
【佐倉杏子】 だからさ… この力は全て 自分のために使い切る
【佐倉杏子】 他人のためにはもう戦わない
【佐倉杏子】 今度こそ、そう決めたんだ
選択肢:
- 本当に…それでいいの…? → select_label_01へ
- それはきみの…本心かい? → select_label_02へ
- それできみは…満足なの? → select_label_03へ
今度こそ、そう決めたんだ
select_label_01:
【佐倉杏子】 当たり前だろ…
select_label_02:
【佐倉杏子】 あ?なんだって言うのさ?
select_label_03:
【佐倉杏子】 満足だろうが、そうじゃなかろうが…
select_label_end:
【佐倉杏子】 同じ過ちは… もう繰り返さないってことさ
遠くを見つめる目には、 渇きと悲しみが 宿っているように見えた
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