30151303 佐倉杏子ストーリー 『浄罪の紅槍』
悲しげな目で遠くを見つめる杏子
【佐倉杏子】 だからさ… ほかの姫がどうなろうが 知ったこっちゃない
【佐倉杏子】 アンタもアタシにゃ なにも期待しない方が…
杏子が木から降りようとした時だった
【佐倉杏子】 …！
その振動で、木からなにかが落ちた それは、まだ小さな ツバメのヒナだった
【佐倉杏子】 …くっ！！
次の瞬間、 杏子の槍が光を放ち 大きく伸びた
【佐倉杏子】 …ふぅ… 間一髪…ってとこかい？
『ピピッ！』 ヒナは杏子の手により、 無事 巣に戻された
【佐倉杏子】 へっ、今の動きは… 新奥義『浄罪の紅槍』 誕生かもね
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
選択肢:
- 助けないんじゃなかったの…？ → select_label_01へ
- 今のも…君の言う過ちになるの？ → select_label_02へ
- やっぱり…優しいんだね → select_label_03へ
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
select_label_01:
【佐倉杏子】 は！？い、今のは咄嗟だったから！
select_label_02:
【佐倉杏子】 そ、そうさ！でも…後悔はしてないよ
select_label_03:
【佐倉杏子】 言ったろ！？自分のためにしか…ちっ
select_label_end:
【佐倉杏子】 …ったく うぜーマスターだ
【佐倉杏子】 …………
【佐倉杏子】 アタシたち… 魔法少女は…
【佐倉杏子】 魂と肉体が離れちまったことに… 普通の人間じゃなくなっちまった ことに苦しんでいる…
【佐倉杏子】 キル姫は…
【佐倉杏子】 何人もいる自分を 淘汰していくことに…
【佐倉杏子】 本当の自分とはなにか問うことに… 苦しんでいる
【佐倉杏子】 生きてた世界は違うけど… 苦しみ…戦うってとこは… 似てやがる…
【佐倉杏子】 …ちっ
【佐倉杏子】 苦しんでる奴を つい助けちまうのが アタシの悪いとこだ…
【佐倉杏子】 仕方ねぇ…
【佐倉杏子】 一緒に戦ってやるよ
そう言った彼女の目には、 希望の光が宿り始めていた
【佐倉杏子】 あ、あのさ…
【佐倉杏子】 前に進む勇気をくれて… ありがと これ、良かったら…
【佐倉杏子】 食うかい？
リンゴを差し出した彼女の笑顔は、 優しさに包まれていた
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