Phantom of the Kill

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30151304 佐倉杏子ストーリー 『見てらんねぇっつーの!』

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あれから数日後─

【佐倉杏子】 …!

【佐倉杏子】 …あぁ …うぜー

木の上でリンゴをかじっていた杏子に マスターが声を掛けてきた

【佐倉杏子】 なんか用…?

「ピンチになってた姫を 助けてくれて、ありがとう」 と、お礼を述べるマスター

【佐倉杏子】 …別に

【佐倉杏子】 キラープリンセスも アタシたち魔法少女と同類だからね

【佐倉杏子】 似たもの同士なら、 助け合った方が得だって… そう思うようになっただけさ

【佐倉杏子】 それに、あたしには よくわかんないけど…

【佐倉杏子】 “天上”とか”地上”とか…

【佐倉杏子】 あいつらも、みんな 過酷な運命を 背負ってやがるみたいだし

【佐倉杏子】 ま、今まで散々 自分のためだけに 使ってきたチカラだからね

【佐倉杏子】 この世界にいる間くらいは… 誰かのために使っても いいかなって…

【佐倉杏子】 そう思うようになっただけさ

【佐倉杏子】 ま、そう思わせてくれたのは…

【佐倉杏子】 あ、あんただけどな

選択肢:

あ、あんただけどな

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【佐倉杏子】 …べ!別に…!!

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【佐倉杏子】 …は!?う、うるせぇ…!!

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【佐倉杏子】 …え、偉そうに言ってんじゃないよ!

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珍しく、照れて焦る様子を見せる杏子

【佐倉杏子】 まぁ、いいや

【佐倉杏子】 そう思うようになったからか どうかは分かんないけど… 新しい技も身についたみたいだし

杏子は新たなる奥義 『見てらんねぇっつーの!』に 目覚めていた

【佐倉杏子】 まぁ、しばらくは こっちで世話になるからさ

【佐倉杏子】 よ、よろしく、頼むよ マスター

そう言って、 リンゴを手渡してくる杏子

口調はぶっきらぼうながらも、 その心の奥に温かい優しさを 感じるマスターだった

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