30171101 ヴォータンストーリー 傷くらいなんともない!
【ヴォータン】 …いちちちち
戦闘で怪我を負い、 手当を受けたばかりの ヴォータン
【ヴォータン】 …む、お前か
【ヴォータン】 こ、こんなのはかすり傷だ! この私が戦闘において、 遅れを取るわけないだろうが!!
【ヴォータン】 …なっ!!
【ヴォータン】 す、少し…休めだとぉ〜っ!?
【ヴォータン】 え…偉そうに!お前、私の主か!! 言っておくが、私はお前の配下とは 思っておらんからな!!
【ヴォータン】 え…え〜と… ど、同胞だ!同胞! この私を同列に扱うな!
太古、神の武器であった頃の 記憶から、いまだに その気質が抜けない彼女
【ヴォータン】 とにかく!こんな傷… 本当に大した事ないんだから!! 私を…ナメるなよ!
無理しないでね、と言って マスターは去っていった
次の瞬間…
【ヴォータン】 …ぅぐ!…いちちちち…
傷口を押さえ、うずくまる彼女
【ヴォータン】 いにしえの偉大なる神 オーディンの仮の姿である私に…!
【ヴォータン】 「無理しないでね…」だと? まったく偉そうに!!
【ヴォータン】 他人に心配されるなど… 絶対にあってはならぬ事…! こんなのどうってないってところ…
【ヴォータン】 知らしめてやるわ!!
マスターの言いつけを守らず、 傷も癒えぬまま、 一人戦闘に赴く彼女だった
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