30185203 浴衣フォルカスストーリー 『アイズストライク』
型抜きの屋台は 異様な雰囲気に包まれていた
【フォルカス】 …これで500円ですか。 ふむ、確かに先程よりは 歯ごたえがありましたね
鬼気迫る集中力で 型抜き荒らしとなった フォルカスの姿がそこにはあった
【フォルカス】 ですがこのままでは 互いに消耗戦です… 一気に勝負を決めましょう!
【フォルカス】 …おじさん 次は、この1万円の型で!
屋台にどよめきが走る 嬢ちゃん、覚悟はできてるかい? と、店主はおもむろに型を差し出す
【フォルカス】 …なにかが囁くんです 研ぎ澄まされた私の頭の中で…
【フォルカス】 狙うべく必死の一点は そこにあると!!
そこからは一瞬だった 見事に抜かれたお団子の形と 崩れ落ちる店主…
【フォルカス】 徹底した冷静さと観察眼が 標的の弱点を瞬時にあぶり出し貫く… この感覚、忘れないようにしないと!
【フォルカス】 命名… 『アイズストライク』 私の新たな力です
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
選択肢:
- 見ていて吸い込まれそうだったよ → select_label_01へ
- 君の周りだけ音が消えていたよ → select_label_02へ
- 真面目な横顔が素敵だった → select_label_03へ
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
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【フォルカス】 なんだか無になった気分でした
select_label_02:
【フォルカス】 静寂のただ中にいた気がします…
select_label_03:
【フォルカス】 な、なにを言ってるんですか!?
select_label_end:
【フォルカス】 …そ、そんなに 褒めていただくほどでもありません!
【フォルカス】 灯籠流しが始まってしまいます ほら、いきますよ!!
ぷいっと顔をそむけると 無造作にマスターの手を取り フォルカスは歩き出した
やがて灯籠の火が見え始めると やっとフォルカスは振り向いてくれた マスターの手を、しっかり握ったまま
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