30185301 浴衣フォルカスストーリー 『フィーネストライク』
常世のものとは思われぬ 光の群れを二人は見つめていた
【フォルカス】 …初めて見ました こんなに荘厳な光景だったとは…
その眼差しは ただただ真剣だった うっかり言葉も発せられないほどに
【フォルカス】 心が、静まっていくようです… まるであの水面のように 穏やかな気分なんです
選択肢:
- 灯籠の炎のゆらぎのせいかな → select_label_01へ
- 水面をたゆたう光のせいかな → select_label_02へ
- 無数の火が生む雰囲気かな → select_label_03へ
心が、静まっていくようです… まるであの水面のように 穏やかな気分なんです
select_label_01:
【フォルカス】 燃えているのに…静か…
select_label_02:
【フォルカス】 不安定な水の上に確かな光…
select_label_03:
【フォルカス】 小さな灯りが集まっていく…
select_label_end:
【フォルカス】 初めは一つしかない 小さな光が連なっていき…
【フォルカス】 やがて一筋の光の川になる 点が、線になっていく…
【フォルカス】 線は点の終わりであり、 点は線の始まりでもある…
【フォルカス】 穿たれた始の一点は 終を内包するのですね
流れ行く灯籠の光は フォルカスに 明確なイメージを与えた
【フォルカス】 『フィーネストライク』 始まりと終わりの一突き…!
今日一日、フォルカスは いろんな表情を見せてくれた
でもやっぱり、 凛と真面目な彼女の顔が 一番魅力的だと気づく
【フォルカス】 す、すみません 今日は楽しもうと約束したのに 真面目な話をしてしまって…
フォルカスの横顔が綺麗で つい見とれてしまった そんな本音がこぼれていた
【フォルカス】 …んなっ!!
【フォルカス】 なにを…言ってるんですか…!!
【フォルカス】 灯籠です…あの光が織りなす 雰囲気です! だから…そんなの錯覚です…
フォルカスはうつむいてしまう そして消え入りそうな声で、 抗議するのだった
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