30191101 ライダーストーリー 月夜の晩に…
空に満月が浮かぶ夜 マスターは一人、 森を歩いていた
【ライダー】 私をお探しですか?
音もなく突如現れたキル姫、 ライダー
「な、何をしてたの?」と、 マスターが尋ねる
【ライダー】 驚かせてしまって、申し訳ありません
【ライダー】 月の光に照らされる… 花を見ていました
【ライダー】 花は美しい… 戦闘に手を染める私の心を静め、 穏やかな気持ちにさせてくれます
【ライダー】 …が、
【ライダー】 美しきものの末路は…
ジャラララララッ!!
ライダーの手から放たれ、 勢いよく飛んでくる鎖
それはマスターの腕を絡め取り、 一気に木の枝に吊るし上げた
【ライダー】 突然の御無礼、 どうかお許し下さい
【ライダー】 しかし… どうしても、あなたに 問いたいことがあるのです
満月を背負ったライダーが、 マスターに対し神妙に口を開いた
【ライダー】 あなたは…
【ライダー】 私の力を引き出してくれる… 真のマスターですか?
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