30202201 黒パラシュ めんどくさいやりたくない
今日も今日とてマスターは 日課の見回り中…
ラグ女の一階を見て回り 中庭に差し掛かると…
珍しいこともあるもので 普段は絶対に中庭に出没しないはずの レアな生徒を発見する
【ピサール】 …………
いつもなら調理室の冷蔵庫横で ぼーーっとアイスを食べている ピサールだ
【ピサール】 はぁ… めんどくさいなぁ…
【ピサール】 …あれ、マスターだぁ こんなところでなにしてるの~?
散歩、とマスターは適当に答えて 質問をそのままピサールに返す
【ピサール】 …今から、ここ 掃除しないといけないんだよねぇ…
【ピサール】 今、特別実習で 調理室使ってるみたいでぇ~ 入れなかったの~
【ピサール】 しかたな~くぶらぶらしてたら ダグダ先生につかまってさぁ
【ピサール】 ヒマなら中庭掃除してほしい、って… 忙しいっていったのにぃ~
【ピサール】 あんまりダラダラしてると… 怠け癖がつくからって… それっぽく押し付けられてさぁ
【ピサール】 ダグダ先生に 怠け癖とか言われたくないよねぇ 自分もいっつも運ばれてるくせに~
なんの説得力もない! と、思いつつも 言葉には出さないマスター
【ピサール】 というわけでぇ~ 今はどんなふうに掃除しようか 真剣に考えてるの~
さっき、はっきりと 面倒くさいと言っていたのを しっかり聞いているのだが…
今も明らかにやる気がなく サボっているようにしか見えない ダグダの言うことはもっともだ
【ピサール】 ムラマサ通らないかな~ 手伝ってくれないかなぁ
早くも誰かを 巻き込もうとしている…
ピサールは どうしてこんなに面倒くさがりに なってしまったのだろうか
マスターはそれが なんとなく気になり始めていた…
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