30202202 黒パラシュ シミュレーションはばっちり
【ピサール】
…………
小一時間ほどたっただろうか… 中庭の掃除はいまだ始まらない
【ピサール】
ん?
始めないのかって?
【ピサール】
シミュレーションでは
もう半分終わってるよ~
明らかにぼーっと空を 眺めていただけだったが…
シミュレーションはもう良い? そろそろ手を動かしたら?
【ピサール】
シミュレーションが終わったらね~
本当に掃除をする気があるとは とてもではないが思えない…
一体… どんなシミュレーションを しているのやら…
【ピサール】
早く、調理室で
アイス食べたいなぁ~って
シミュレーションですらなかった…
しかしピサールには 言うほどアイスを楽しみにしている 雰囲気はなかった
その様子が引っかかって マスターはなにかを聞かずには いられなかった
選択肢:
- 小さい頃からのんびり屋だったの? → select_label_01へ
- いつもボーッとしてるよね → select_label_02へ
- テンション上がることってあるの? → select_label_03へ
その様子が引っかかって マスターはなにかを聞かずには いられなかった
select_label_01:
【ピサール】
…昔の話はまぁいいじゃない~
select_label_02:
【ピサール】
失礼しちゃうなぁ、そうだけど~
select_label_03:
【ピサール】
新作アイスが出たときとか~?
select_label_end:
【ピサール】
わたしはねぇ
力を温存してるだけなんだよ~
【ピサール】
猫も来るべき狩りのために
一日中寝てるでしょ~?
【ピサール】
能ある鷹は爪を隠す…って
言うしね~
ピサールはおちゃらけて見せる
だがマスターには 無理に笑っているようにも見えた
【ピサール】
ホントだよ~?
わたしすごいんだからぁ
本気出したら!
【ピサール】
…まぁ
すごいことが知られると
頼られちゃうし
【ピサール】
別に褒められたいとも
思ってないからさ~
【ピサール】
そういうの面倒だから
頑張らないの
ピサールは ポツリとそう、つぶやいた
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