302111213 ガ・ボー 迅雷の奇襲
敵を次々に斬り倒し、 マスターの元に駆けてくる彼女
【ガ・ボー】
大丈夫でしたか、マスター？
【ガ・ボー】
しかし…なぜ、このような事を…！
マスターが彼女に答えた 「僕にとってガ・ボーは 偽者じゃない…本物の槍だ」
【ガ・ボー】
！！
「お姉さんと比べる必要なんかない！ 君は…僕と共に戦ってくれる “最高”の槍なんだ！！」…と
【ガ・ボー】
ボーを…“本物”と…
【ガ・ボー】
“本物の槍”と…！
マスターのその言葉で、 彼女の中で何かが変わった
【ガ・ボー】
はぁぁぁぁぁっ！！
マスターのバイブスと共鳴した彼女
【ガ・ボー】
穢れた翼でも…
【ガ・ボー】
空は翔けられる！！
【ガ・ボー】
新技！『迅雷の奇襲』！！
大いなる力に目覚めた彼女は、 数多の敵を全滅させるのだった
その後、丘にてマスターと語る彼女
「もう姉さんの幻影は消えた？」 そう尋ねるマスターに対し、
【ガ・ボー】
………
【ガ・ボー】
…いいえ
【ガ・ボー】
姉様を忘れることなどあり得ません
ボーは姉様を探し続けます
【ガ・ボー】
でも……
【ガ・ボー】
もう姉様を…
殺そうとは思わない
【ガ・ボー】
だってマスターに…
本物の槍と言って頂けたから…
両手を広げ、 風を全身で受け止める彼女
【ガ・ボー】
ボーは“本物”と…
その姿は半人半鳥の怪物ではなく、 まるで無垢な天使のようで…
【ガ・ボー】
このガ・ボー…
これからはマスターの槍となり…
そして翼となりましょう
そう言って優しく微笑む
それは出会って以来、 初めて見た彼女の笑顔だった
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