30241201 蜻蛉切ストーリー 怒りの補填はスキンケア
とある部屋の前に やってきたマスター
少し開いた扉から覗くと、 中にはこちらに背を向けて 座っている姫が…
…ちょっといい? とマスターが声をかける
【蜻蛉切】 ………
…が、返事は無い
やはり、あの事を怒っているのか?
【蜻蛉切】 …昼間、戦闘で特攻をかけた 私を諫めたことを怒っているのか… ですって?
【蜻蛉切】 …別に!
と言いながら、明らかに怒っている 現にさっきから背中を向けたままで、 全く顔を合わせてくれない
その後、あの手この手で 声を掛けてみるも…
【蜻蛉切】 うるさいなぁ、ばか殿は…
【蜻蛉切】 今、手が離せない
…など、 素っ気ない返事しか 戻ってこない
ちゃんと謝ろう! 意を決し、マスターが もう一度声をかけると…
【蜻蛉切】 だからぁ…ッ!
振り返った彼女を見た瞬間…
うわぁっ!!
悲鳴を上げ、尻餅をつくマスター
おおお…お化け!!
【蜻蛉切】 コラ!ばか殿! 誰がお化けよ!!
【蜻蛉切】 パックよ、パック! スキンケア!!
【蜻蛉切】 お肌の保湿をしてたのよ!
【蜻蛉切】 …ったく、 手が離せないって言ってるのに、 しつこく話し掛けてくると思ったら…
【蜻蛉切】 失礼な殿ね!! ばか殿よ、ほんと!
ものすごい形相で睨む彼女 どうやら余計怒らせてしまった みたいだ…
【蜻蛉切】 ふん!
そして部屋の中には、 さっきからずっと飛んでいる 一匹のトンボがいた
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