30252201 ミネルヴァ クリスマスver. 感謝の気持ち
今日はクリスマス
街は年に一度のお祭りを 心待ちにしていた人々の笑顔で あふれている
活気づく街を見渡していると ミネルヴァがクリスマスについての 知識を話してくれた
【ミネルヴァ】 本来のクリスマスは冬至祭と融合した 宗教的意味合いの強い催しでした
【ミネルヴァ】 ですが、次第に宗教色は形骸化し みんなで集まってお祝いをする… という部分だけが残ったと思われます
【ミネルヴァ】 そして年月が過ぎ、 今では年に一度のお祭りとして 人々に親しまれている…
【ミネルヴァ】 クリスマスにも歴史あり、です
【ミネルヴァ】 マスター、ご存知ですか? クリスマスのプレゼントって もともとは家族に贈るものなんですよ
【ミネルヴァ】 今は、恋人や大切な友人に向けて 贈ることが多いですが…
ミネルヴァは誰かに プレゼントを贈ったことあるの? と、マスターが尋ねる
【ミネルヴァ】 今までに贈ったことはありません ですが、今年はちゃんと 渡したい人がいます
【ミネルヴァ】 もちろん、マスターですよ 私の日頃の感謝を込めて… マスターに贈りたいのです
【ミネルヴァ】 !!
ミネルヴァの肩に乗っている フクロウのニケが突然ばたばたと 大きく羽を動かし何事かを訴える
【ミネルヴァ】 マスター、異族が近づいています
【ミネルヴァ】 クリスマスを楽しむ人々の笑顔を 曇らせるわけにはいきません マスター、行きましょう
彼女の言葉にマスターは力強く頷いた
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