310010100 シークレットリーエバーアフター(Secretly Ever After)(SEA編) プロローグ 第1話 プロローグ-10
【マナナン】 うーん… やっぱりダメだなぁ…
【村人達】 何なんだ、あいつ… 額から血を流しているのに 平気そうにしてやがる
【村人達】 お、おいっ… こっちに近づいてくるぞ…!
【マナナン】 もっと近くで… ねぇ、もっと本気で やってくれないかな~
【村人達】 ひぃぃぃぃっ…! 笑ってる…化け物だぁっ…!
【マナナン】 あ! どこ行くのっ? みんな~
【マナナン】 待ってよ! 私を置いていかないでっ…
【マナナン】 私は…ここにいるんだよ!!
【ミーミル】 ああ…大変なことになりました… 皆さん、パニックに陥っています
【ミーミル】 マナナンさんを止めないと… ですが、どうすればいいのか…
【ミーミル】 それに、マスター様の身の安全を 確保しなくてはなりません
【ミーミル】 マスター様 直ちに避難経路を算出致します 先にお逃げ下さい
【ミーミル】 私はマナナンさんを お止め致します
選択肢:
- 一緒にやろう → select_label_01へ
- 良い考えがある → select_label_01へ
私はマナナンさんを お止め致します
select_label_01:
【ミーミル】 いえ マスター様を危ない目に 遭わせるわけには――
select_label_end:
選択肢:
- 聞いて欲しい → select_label_02へ
いえ マスター様を危ない目に 遭わせるわけには――
select_label_02:
【ミーミル】 マスター様?
select_label_end2:
【ティルフィング】 私は、あの子の知識こそが 鍵だと考えています
【ティルフィング】 キル姫の強い感情が 「揺らぎ」に共鳴しないよう 制御するには
【ティルフィング】 その感情に名前をつけることが 大切なんです
【ミーミル】 ティルフィング様が、 そのようなことを…
【ミーミル】 マナナンさんは「揺らぎ」と 共鳴しかけているのでしょうか…
【ミーミル】 でも、マナナンさんが抱いている 強い感情が何なのか 私には分かりかねます…
【ミーミル】 痛みを求めておられるようですが、 どうしてそのようなことを?
【ミーミル】 そもそも、どうして 痛みを感じておられないのでしょう?
【ミーミル】 マナナンさんとお会いしたばかりの 私では、分からないことだらけです…
選択肢:
- もっと彼女と話そう → select_label_03へ
- もっと彼女と触れ合おう → select_label_03へ
マナナンさんとお会いしたばかりの 私では、分からないことだらけです…
select_label_03:
【ミーミル】 もっと…そうですね、マスター様
select_label_end3:
【ミーミル】 私、世界の記録を 幾度も閲覧してまいりました 情報の収集と分析はお任せ下さい
【マナナン】 誰もいなくなっちゃった…
【マナナン】 うーん… いっそのこと、この銃で――
【ミーミル】 マナナンさん!
【マナナン】 ん? ミーミルとマスターだ 何か用?
【ミーミル】 マナナンさん どうして、ご自身を傷つけようと なさるのですか?
【ミーミル】 理由を…アナタの思いを 聞かせて欲しいのです
【マナナン】 そんなこと言われてもな~ ほら、こうするとね
【ミーミル】 ひゃっ…
【マナナン】 生きてるって感じがするんだ 実感できるんだよ
【マナナン】 私には何もない 名前以外何も分からない この力が何なのかも…
【マナナン】 すごく曖昧で…よく分からなくて… 満たされないけど…
【マナナン】 こうしてるときだけは、 私がちゃんとここにいるって 確信できるんだ
【マナナン】 でも、やっぱり足りない… 痛くないからだよ
【マナナン】 痛いって感じることができれば、 私はきっと満たされるんだ
【マナナン】 ねぇ、君達もそう思うでしょ!?
【ミーミル】 マナナンさん、いけません! これ以上、ご自身を傷つけようと しないで下さいっ
【マナナン】 だって、もう、試してないのは このくらいだから!
【マナナン】 さっきの変な奴らみたいに、 この銃で自分を撃ち抜けば…!
選択肢:
- やめるんだ! → select_label_04へ
さっきの変な奴らみたいに、 この銃で自分を撃ち抜けば…!
select_label_04:
【マナナン】 あっ… 腕にしがみつかないでよ これじゃ撃てないよ
【マナナン】 ほら、早く離れて それとも、マスターさんも 一緒に撃ち抜かれたいのかな?
【マナナン】 だったら、このまま…
【ミーミル】 そんな… いけませんっ
【マナナン】 あれ? ミーミルもくっついてきた
【マナナン】 そっか~ 二人とも、一緒に 撃ち抜かれたいんだね
【ミーミル】 おやめ下さい、マナナンさん!
選択肢:
- ミーミル、頼む! → select_label_05へ
おやめ下さい、マナナンさん!
select_label_05:
【ミーミル】 マスター様…
select_label_end5:
【ミーミル】 …そうでした これは、ミーミルのお役目です
【ミーミル】 マナナンさんの「揺らぎ」を 本当の思いを、見つけなければっ
【マナナン】 あはははは! みんなで、生きてるって実感しようね
【ミーミル】 マナナンさんの抱いている強い感情… それは、痛覚を知覚したいという 願い?
【ミーミル】 それとも、仰る通り生きていると 実感したいのでしょうか?
【ミーミル】 ですが…何か違和感があります… マナナンさんは、 初めてお会いしたときから…
select_label_end2:
【マナナン】 私はマナナンだよ …多分ね だから、そう呼んでよ
【マナナン】 うーん… 良く分からないことだらけ なんだよね~
【マナナン】 ずっとモヤモヤしてるし… 私って本当にここにいるのかな?
【マナナン】 ほらほら こっちに私がいるよ こっちにおいでよ
【異族】 ガアアアアアア!
【マナナン】 あはっ みんな私を見てくれてる
【マナナン】 待ってよ! 私を置いていかないでっ…
【マナナン】 私は…ここにいるんだよ!!
【ミーミル】 ああ、もしかして…
【マナナン】 ん?
【ミーミル】 マナナンさん アナタが抱いている強い感情の 正体が分かりました
【ミーミル】 その感情に名前をつけましょう
【マナナン】 どうしたの急に? さっきから言ってるよ 私は痛いって感じたいんだ
【ミーミル】 それは本質ではありません アナタが痛みを求めるのは…
【ミーミル】 「寂しかった」からです
Next: 310010111