310012212 マサムネ・獣刻・ヨルムンガンド 差し伸べられた手
【マサムネ】
主君、片付いたぞ
瞬く間に 兵士を懲らしめたマサムネ
【マサムネ】
…ふぅ
戦闘を終え 安堵の息を吐くマサムネ
先ほどのカップルに ちらりと目をやると、もう一度 今度は大きなため息をついた
なんとかして彼女の 心の疲れを癒してあげようと マスターは、こう提案する
選択肢:
- 甘いものでも買ってあげるよ → select_label_01へ
- 追いかけっこをしよう → select_label_02へ
- あーんしてあげる → select_label_03へ
なんとかして彼女の 心の疲れを癒してあげようと マスターは、こう提案する
select_label_01:
【マサムネ】
甘味を?
ならば…いや、不要だ
祭りの甘い空気だけで充分だ
select_label_02:
【マサムネ】
結構だ
追いかけっこがしたくて
子供たちを眺めていたわけではない
select_label_03:
【マサムネ】
な、なにを申すか…っ!
承服しかねるぞ、主君
select_label_end:
他にも色々と提案してみるも マサムネは首を横に振るばかり
その表情も最初の頃より いくらか険しくなってしまっている ようにも見える
【マサムネ】
…なぜだ?
いつもよりも心がもやもやしている…
【マサムネ】
主君と一緒にいるせいなのか…?
なにかを考え込んでいるのか マサムネは難しい顔で 押し黙ってしまった
そのとき「引ったくりだ!」という 声が響き、荷物を抱えた盗人が マスターたちのほうへ走ってくる
【マサムネ】
…
……
危ない、とマスターは 買い出しの荷物を投げ捨て マサムネを庇う
【マサムネ】
しゅ、主君っ!?
ぶつかる直前 マスターをよけたひったくりは
マスターが手放した荷物を拾い上げ すでに盗んだものと一緒に 持っていってしまう
【マサムネ】
なっ…!
拙者ともあろうものが、
なんたる不覚…
【マサムネ】
ここで待たれよ、主君!
必ず取り返す!
そう言うと同時に、マサムネは ひったくりを追って走り出す マスターは慌ててその後を追った…
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